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この前の、「ファンミーティング」と呼ばれた文在寅大統領の「国民との対話」。そこで文大統領が次のように話しました。
『日本の安全保障にいうて、韓国は防波堤の役割をしているわけです。ところが、日本は、韓国を安保上信頼することができないことを、輸出規制の理由にしました』。
そこで、番組を放送したMBCは、「これは、日本が韓国を裏切ったと大統領が明らかにしたのだ」と報道しました。引用してみます。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<文在寅大統領は昨日の夜、国民との対話で、韓日の軍事情報保護協定GSOMIA問題に言及しながら、「韓国は、日本の安全保障の防波堤の役割をしてきた」と言いました。
韓国がこのように助けてやったにもかかわらず、安全保障上の理由から輸出を規制し、賊反荷杖(※盗っ人猛々しい、居直り強盗)の態度を見せているとする、明確な警告として解釈されます・・
・・昨日の夜、「国民との対話」で文大統領は、日本の態度の変化がない場合はGSOMIA終了を甘受するという意を明らかにしました。韓国が日本の安全保障に重要な役割を果たしてきたのに、日本に実質的に裏切られたという論理を披露しました。
[文在寅大統領]:「日本の安全保障にとって韓国は防波堤の役割をしてきたわけです。ところが、日本が韓国を安保上信頼できないと、輸出規制の理由を挙げました」。第2次大戦後、冷戦時期に韓国が共産陣営に対抗する最前進基地の役割を担って、日本が得をした、いわゆる「防波堤論」を文大統領が言及したのです。
このように、私たちが日本に支援を与えたのに安全保障の理由輸出まで規制する日本の居直り式論理に絶対屈服することはできないという点を明確にしたわけです。
また、防波堤論は文大統領が米国に送ったメッセージという解釈も出ています。米軍と一緒に、東アジアの安全保障の枠組みを維持するために韓国が引き受けた役割を想起させた、という説明です・・>
http://imnews.imbc.com/replay/2019/nwdesk/article/5608640_24634.html
以上、火器管制レーダーを照射したりする不思議な防波堤からの弁でした。
自社の番組だったとはいえ、ちょっと拡大解釈しすぎではないのか・・な気もします。でも、「賊反荷杖」は文在寅氏および韓国が日本に対してよく使う言葉でもあるし、そろそろ「後頭部を殴られた」と言いたかったのかもしれません。
とりあえず、文大統領が防波堤に言及したから、もう韓国側の主義主張に「防波堤論」が出てくる頻度が増えることでしょう。
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