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ベトナムに到着し、韓国政府(外交部)とも連絡が出来ていた脱北民14人(女性4人、10代1人など)が、逮捕され、中国に強制追放されました。それから再入国しようとして10人が再び逮捕され、これから中国公安に引き渡されると思われます。VOAでも報道されているようです。
最初に逮捕された後、韓国外交部は彼らに「ベトナムと韓国は仲良いから少なくとも公館には連れてくることができる」「マスコミには知らせないで静かに待て」と言ったものの、結局、何もしなかったとのことです。
<・・脱北民14人は23日に逮捕され、調査を受けて、28日の夕方、バスに乗せられて、中国の「廣西壯族自治區」ピンシャン(憑祥)近くの国境地域に追放された。Aさんは、「23日逮捕直後、外交部と現地大使館に助けを求めるところ、『ベトナムと韓国政府は関係が良いから、少なくとも公館に連れて来ることはできるから、心配せずに待て』、『マスコミには知らせず、静かに待っていれば解決する』と話した」、「しかし、28日の夕方10時頃14人全員が中国に追放された」とした。彼は「追放されてから、外交部の人は『私たちも最善を尽くしたができることが何もない』と手のひらを返した」とした・・>
https://news.v.daum.net/v/20191130031116671
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このことでカン・チョルファン北朝鮮戦略センター代表は「韓・アセアン首脳会議が開かれる時に発生した事件であり、ベトナム政府の十分な協力を引き出すことができたはずなのに、結局は脱北民が追放される事態となった」、「政府が金正恩政権の顔色を気にして消極的に対応をしたものだろう」と話しています。
また、チョ・ヨンギ国民大招聘教授も、「政府が金正恩を釜山・韓アセアン首脳会議に招待しながら、北朝鮮の船員2人の送還を提案し、縄で縛り、口と目を封じ、板門店に連れて行った事例とオーバーラップされる」、「政府が金正恩の顔色を気にし、憲法上では国民である脱北民の保護を無視していると言われたくないなら、政府は緊急対策を立てて、彼らを救出しなければならない」と話しています(同記事より)。
記事を読んで真っ先に思い出したのは、沈む船で「そのまま部屋で待機していてください」と案内放送した、ある船長でした。
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