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今日は、これでも韓国でもっとも保守だと言われる大邱(テグ)地域の日刊紙「毎日新聞」の記事(社内コラム)を一つ紹介します。
「自尊心も国益だ」という題のものですが・・個人的に、GSOMIA関連で韓国社会が文在寅政府に抱いている不満を、率直に書いているのではないかな、と思いました。
でも、そもそも韓国で言う「自尊心」というのが想像もできないほど自分勝手なものでして・・・政府が「自尊心が国益だ」とかいって本当に自尊心だけを求めると、北朝鮮のような状態になってしまうでしょう。するとまた「無能な政府のせいで自尊心を踏み潰された」とか言い出すに決まっています。
オチを先に書いてしまった気もしますが、以下、部分引用してみます。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<・・GSOMIA終了猶予を発表した大統領府も、本当に理解できない。国民に一言も無かったのに、日本政府が「韓国が完全に降伏した」とすると、「日本がまた嘘を付いてるよ」と国民に言いつけてくる。
不買運動に苦労した国民に、そんなことすれば国が滅ぶと話した人たちから謝罪さえ受けていない人々に、いつも理性的に行動しなければならないと勧告を受けていた、その感情的な国民に、再びすりよってくる。
国民の自尊心を傷つけておいて、国益のためにやったことだから、また我慢してくれという。
国の所有者が国民なら、国民の自尊心も国益だ。 「おかげで対日交渉がうまくいった」と野党代表に挨拶する位なら、国民に「期待に及ばず申し訳ない」と言う必要があり、国民に「助けてくれてありがとう」と言わなければならない。
毎回、ピンチの時だけ国民になんとかしてくれと言ってはならない。それは恥知らずなことだ。>
https://news.imaeil.com/Satirical/2019120114543604924
こういうのを自尊心と言うなら、「世の中が私の言うとおりに」ならないかぎり、自尊心を維持できる方法は無いかもしれません。自尊心とは、「自」だけが尊いと思うことではありません。
どことなく、「ろうそくデモ」こそが重要であり、その結果で出来た政府はどうでもいいという理屈と似ているようにも見えます。「民は常に正しい、官は常に間違っている」とする韓国特有の社会観も見え隠れしているような。その「官」を「民」が選べるようになっているシステムなのは、誰も気にしていないように見えます。
現状、詳しくは「現状の気に入らない部分」に、本当に「民」は責任が無いのか。それをまず省みるようにならないと、民主主義など夢のまた夢でありましょう。
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