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つい先月、米国側から「GSOMIA破棄するなら韓国はパーフェクトストーム(最悪の状況)に直面するだろう」と言われた韓国。今回は中国から「韓国にとって耐えられない結果になるだろう」と言われました。
韓国は米国のミサイル防衛システムに入ることを拒否しているため、いつも「ミサイル配置」関連で米中の間で挟まれることになります。
韓国内でも、この話になると「えっ?韓国は米国のミサイル防衛システムに入ってないの?」と驚く人が少なくありません。
THAADのときもそうでしたが、今回もまた、米国の中距離ミサイルを配置する問題で、中国の反応が尋常ではありません。中国の官営メディアである「グローバルタイムズ」が、「韓国が米国の中距離ミサイル配置に同意するなら、中韓関係は完全に破壊され、韓国は耐えられないことになるだろう」と警告しました。グローバルタイムズは中国共産党の機関紙「環球時報」が発行する英字紙のことです。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<中国メディアが、王毅・中国国務委員兼外交部長の訪韓に合わせて、米国の中距離ミサイル配備と関連、韓国を圧迫した。
英字媒体であるグローバル・タイムズは4日、中国政府の立場を代弁してきた学者2人の寄稿を載せ、韓国が米国の中距離ミサイル配置を許容してはいけないいというメッセージを伝えた・・
・・(※チョン・シャオホ人民大学国際関係学院教授兼Pangu研究所先任研究員は)「韓国はすでにTHAADで多くの苦痛を受けてきたので、中距離ミサイルの配置問題を慎重に扱うだろう」と配置可能性を低く見ながらも、「韓国が(ミサイル配備に)同意するなら、中国と韓国の関係は完全に破壊され、韓国としては耐えられない結果をもたらすことになるからだ」と話した・・>
https://news.v.daum.net/v/20191204150731296
どうやら、「THAADとは違い、今回の中距離ミサイルは攻撃兵器」という認識があるようです。もし韓国が米国の中距離ミサイル配置を容認するなら、中国はTHAADのときよりもっと強い対処をするだろう、とも。
駐韓中国大使も先月、この件で「良からぬ結果を残すだろう」と話したりしました。
また、ここからは朝鮮日報の記事ですが、中国は韓国各方面の100人に「王毅部長が韓国に行くから、例え忙しくても昼食会に参席するように」と、昼食会の2日前に通知したとのことでして・・現職国会議員なども含まれており、2日前の通知は普通、ありえないとのことです。
朝鮮日報はこう報道しています。日本語版ですので、よかったら読んでみてください。
<・・外交消息筋は「中国政府は王毅外相が訪韓するかどうかも、かなり差し迫ってから韓国政府に通知した。外相の昼食会に韓国の主要人物100人を3~4日で(※記事の事例では2日前に招待された人も)招集するという発想自体が韓国を下に見ていることを現している。中国側が意図しているのかどうかは分からないが、いずれにせよ侮辱的な人集めと受け止められる可能性がある」と語った。>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/04/2019120480009.html
連邦制統一とか平和経済とかを本気で考えているなら、文大統領は「親中」で行くしかありません。さて、そのための「踏み絵」がもう一枚用意されたわけですが・・
王毅氏は今日から訪韓中で、明日には文在寅大統領と会います。
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