好き嫌い

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まず、本ブログで紹介する「日本駐在韓国人教授の日本関連発言」には悪い意味でとんでもないものが多く、いつも「こんな人が日本の大学で教授やってるのか」というコメントで溢れたりします。

でも、今日のものはそこまで露骨に反日に傾いているものではありません。もちろん、日本に対する感謝や愛などは一切感じられない文章ですが。

神田外語大学のキム・ギョンファ准教授が韓国日報に連載しているコラムで、「同じ日本、違う日本」というシリーズです。「男女平等が出来ていない日本と韓国だけあって、日本と韓国の若い人たちが『抑えられた』という側面で共感できるのではないか」というのが今回のキム准教授コラムのテーマです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

男女だろうがなんだろうが、「人が不当な扱いにより言いたいことが言えず抑えられている」の類を論ずるなら、それは性別、年齢などに関係なく、どこにも一定数は存在すると言えるでしょう。

ですが、コラムで私が「あ、ここブログで紹介したいな」と思ったのはここだけです。

<・・数年前、日本で地方議会の女性議員が、育児スペースがないことに対する抗議の意味で、乳児の赤ちゃんを抱いて、議会本会議場に入ろうとして、出入り禁止されたことが話題になった。授業でこのことについて議論したことがあるが、女子学生を含めて、学生の70%以上が、「会議に出席する資格があるのは議員だけという法を破った以上、禁止は妥当である」とする保守的な意見であり、落胆したこともある・・>

https://news.v.daum.net/v/20191218044248910

 

多分、キム准教授は、「育児問題を放置する日本が悪い」「そんな点は韓国と同じだ」「日韓の若者が共感した!」という流れを期待していたのかもしれません。

日本で育児に関する問題がまったく話題にならないとか、そんなことはありません。日本社会そのものが、そういう問題があるとちゃんと認識していますし、ニュースにもなります。

ただ、「物の見方においての優先順位」、普通に「価値観」と呼ばれるものが、日本と韓国とでは、違います。「会議に出席する資格があるのは議員だけという法を破った以上、禁止は妥当である」を守ることを優先します。そして、それは韓国人准教授において「落胆」にあたいすることでした。

韓国なら、「法」より自分が抑えられている(と自分で思っている)ことを優先するでしょう。すなわち、正義を法より上に置くはずです。

だから、日韓の共感はありえません。例え、問題そのものを「あ、これは問題だな」と感じることは同じでも。

 

強いて言うなら、日本人はどんな問題だろうと「制御のもとで」直していく道を好み、韓国人は「世の中おかしい」として制御を破ることを好むとも言えましょう。各種デモで、それが現れている気もします。

余談ですが、韓国人女性の80%が「韓国から離れたい」と思っているという調査結果もあります(下にURLだけ紹介します)。これもまた、『世の中』おかしいという考えの現れなのでしょうか。

https://news.v.daum.net/v/20191216064309998

でも、個人的な経験談ですが、「Aが嫌いだからBへ行こう」と思ってBを選ぶだけでは、その人はBでも幸せになれません。結局は「Bも嫌いだからCへ行こう」ということになってしまいます。

その人がBで幸せになるために必要なのは、「その人がどれだけAを嫌っているか」ではありません。「どれだけBが好きなのか」にかかっています。

そもそも、その人がAを嫌うことなど、Bには関係ないことですから。

 

 

 

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