韓国大統領府、「中国の内政」発言を否定

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昨日の韓国・中国首脳会談の際に文在寅大統領が「香港と新疆(ウイグル自治区)は中国の内政問題」ち発言し、中国メディアが「文大統領が言い切った」と報道しました。

多分、こうなるだろうとは思っていましたが・・今日、韓国大統領府が、文在寅大統領の該当発言について、「そんなこと言ってない」と否定しました。

言ったか言わなかったかを離れて、昨日の首脳会談の効果は(ただでさえほとんど無かったでしょうに)半減したと言えましょう。

アジア経済と国民日報、2つの記事から部分引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<中国国営メディアが23日、韓中首脳会談でムン・ジェイン大統領が、香港と新疆ウイグル問題を「中国の内政」と言ったとする内容を強調している。中国メディアは文大統領の発言を大きく報道し、中国のアキレス腱である人権問題を韓国が支持したかのように掲げている・・(※昨日の夕方、アジア経済の記事)>

https://news.v.daum.net/v/20191223184143275

 

<・・しかし、大統領府は、その発言は事実と違うと明らかにした。大統領府の関係者は、「両国首脳会談で習近平主席が、香港と新疆ウイグル自治区の問題は、中国の内政問題だと話し、文大統領は習近平主席の言及を『よく聞いた』という趣旨の発言をしただけだ」と説明した・・(今日04時、国民日報)>

https://news.v.daum.net/v/20191224040822351

「よく聞いた」は、「ちゃんと聞きました」というニュアンスで、「同意」の意味にはなりません。

 

さて、どちらかは嘘をついていることになりますが・・

心が曇っている私としては、どうしても韓国大統領府が嘘をついている可能性が高い、と思ってしまいます。

でも、「本当なのかどうか」は、中国においてはどうでもいいことかもしれません。中国の「国営メディア」が報道したという点、そして、報道がいつもより早かったこと(普通はその日の19時のニュースで報道するけど、昨日は会談が終わってからいつもより早く報道したそうです)などを考えると・・文大統領が本当に言ったかどうかを離れて、中国としては最初から「韓国が同意した」という流れにすると決めていたのではないでしょうか。

そもそも、人権人権といつもうるさい文在寅大統領。「それは違うと思います」と習近平主席に少しでも反論していたなら、こんな流れにはならなかったはずです。

 

 

 

 

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