韓国、「もし明日が総選挙なら」各政党への投票率調査

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総選挙関連で、2つの記事を紹介します。まず、「明日が総選挙なら、どの政党に票を入れるのか」という調査の結果です。

<毎日経済・MBNが世論調査会社メトリックスリサーチに依頼して、今月2〜3日21代総選挙(※4月の総選挙)関連の世論調査を実施した。調査対象1000人のうち、総選挙投票意向を明らかにした892人を対象に、仮想投票状況についての質問した。

「明日、総選挙投票するなら、支持候補の政党は」という質問に、共に民主党が40.8%、自由韓国党が24.4%であり、正義党が4.4%であった。その他の政党は0.2〜1.6%であった・・

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

また、比例代表議員選出のための支持政党を尋ねたところ、共に民主党が32.5%、自由韓国党が21.9%であった。続いて正義党が12.6%、比例韓国党が3.6%であった・・>

https://news.v.daum.net/v/20200105155702052

 

自由韓国党の得票率は、調査機関によって結構な差があります。でも、共に民主党を上回ったことはありません。

次に、「比例韓国党ってなんだ?」と思われることでしょう。これは、韓国の選挙法の改正が原因で、自由韓国党が作った「衛星政党」のことです。選挙法については、東亜日報の去年12月26日の記事から引用してみます。日本語記事ですので、よかったら他の部分もお読みください。

<・・「4+1」選挙法は、「選挙区(253議席)+政党名簿比例代表(17議席)+準連動型比例代表(30議席)」の3セットで構成されている。選挙区で議席を多く確保する院内1、2党の比例代表の持分は大幅に減る。連動率50%が適用される比例代表の30議席で、院内1、2党の持分はなくなり、群小野党が持っていく。選挙区の死票で捨てられる群小野党の持分を保障するという大義名分のため、1、2党が政党投票で得た票はほぼ紙切れになるだろう。 同じ価値を持つ選挙区の投票と政党投票の均衡が壊れる。さらに、帝王的大統領中心制をそのままにして内閣制国家であるドイツ式連動型比例代表制だけ借用するのは、有利なことだけ挟み入れるという選挙法「ゲリマンダーリング」に相違ない・・>

ソース記事へのリンク(URLが長すぎでここにリンクを作りました)

 

ゲリマンダーとは、特定の政党や候補者に有利なように選挙法を変えることを意味します。

自由韓国党は、この選挙法に反対していましたが、結局、国会で成立(通過)となりました。激怒した自由韓国党が、比例専門衛星政党「比例自由韓国党」を作ることにしたわけです。

個人的に、選挙法改正はどちらかといえば左派寄りが多い弱小政党、なにより正義党(共に民主党よりさらに左の政党)を助けてやるための選挙法ではないだろうか、と思っています。でも、衛生政党ができれば、自由韓国党に有利だとの分析も出ています。共に民主党も衛星政党を作ろうとすると出来ないことはありませんが・・法を変えても意味ありませんね、これは。いつものことですけど。

 

 

 

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