司法不◯

ブログ表示に何か不具合があった場合、リロード、またはここをクリックしてください

 

韓国では「司法不信」という言葉があります。裁判所やその判決を信じないという意味です。SBSによると、法院信頼度はOECD最下位だそうです。「法院を信頼する人は判事だけだ」といわれている、とも。URLだけ紹介します。

https://news.v.daum.net/v/20191024110302572

「判決が間違っている」という理由で国家賠償を請求する件も少なくない(2014年~2019年まで126件)そうですから、確かに、信頼する人は判事だけかもしれません。こちらもURLだけ紹介します。

http://www.dailiang.co.kr/news/articleView.html?idxno=202320

もう少し詳しく見てみますと、2016年のことですが、韓国民5人の3人は「法院を信じない」というデータがあります2016年1月6日のマネートゥデーの記事から部分引用してみます。

<私たちの国民5人のうち3人の割合で、裁判所を信頼していないことが分かった。特に10人のうち7人の割合で、裁判の結果が公正でないと考えていた。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

マネートゥデイが新年を迎え先月(※2015年12月)21日から22日まで、世論調査専門機関リアルメーターと一緒に19歳以上の全国の成人男女1002人を対象に実施した「2016法院信頼度・国民世論調査」で、このように明らかになった。

調査の結果、全体的な裁判所の信頼度を問う質問に、回答者の58%は「裁判所を信頼していない」と答えた。 「非常に不信」という回答も12.2%だった・・

・・裁判の結果に対する信頼度も低かった。回答者の70.6%は「裁判の結果は構成ではない」と答えた。このうち「非常に不公正である」という回答が22.2%であった。一方、「非常に公正である」との回答は1.4%、「公正な方だ」という回答は22.3%にとどまった・・>

https://news.v.daum.net/v/20160106204127651

 

今日、こんなニュースがありました。

<日本人10人のうち9人はカルロス・ゴーン前日産自動車会長の、日本の司法制度に対する批判に納得できないという調査結果が出た。日本のフジニュースネットワーク(FNN)が11〜12日に有権者を対象に実施した電話世論調査で、回答者の91.0%は、ゴーン前会長が日本の司法制度を批判したことと関連して、これを納得できないと答えた。ゴーン前会長の主張に納得する答えは4.0%にとどまった・・>

https://news.v.daum.net/v/20200113192528149

 

ソース記事のコメント数は非常に少ないですが、「日本人は何も考えてない」「ガラパゴス」など、理解できないという内容が目立ちます。なぜ司法というシステムを信用する?バカなの?そんな雰囲気です。司法不信は、韓国では「あってあたりまえ」のような存在です。ですが、本当に不信しているならそれでいいかもしれません。韓国内の問題ですから。でも、元徴用工問題など、明らかに国家間条約に影響する判決に対しては、「司法を尊重しないといけないから政府は知らない」「大韓民国は三権分立の民主主義国家だから政府は知らない」の主張に、大統領はもちろん、大勢の韓国人が同意しています。

そう、そもそも「司法不信」ではありません。韓国人の裁判に対する感情は、「司法不快」です。「気に入らない」、「私の正義と違う」それだけです。

 

 

 

文在寅政権の末路』の重版が決まりました!本当にありがとうございます!!!

 著書関連のお知らせ ♨

本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

・新刊「文在寅政権の末路」が、発売中(2019年12月27日発売)です!

文在寅政権の現状は何なのか、どこへ向かっているのか、文政権から見た場合、それはそう悪くない末路ではないのか、しかし、大韓民国という立場から見た場合は、どうなのか。あくまで「私」という微力な一人の観点ではあるものの、日本の皆さんに紹介したいと思っている文在寅政権関連の話を、自分自身に率直に書きました。

・「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が発売中(2019年8月2日)です!

韓国側からも「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。もう少し裏側に迫ってみます。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog