チェ・スンシル氏「なぜ私の家族は晒し者にして、チョ・グクの家族だけ保護するのか」

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朴槿恵大統領の弾劾のときに話題だった「崔順実(チェ・スンシル)」氏。彼女の差し戻し審(去年夏頃、1審・2審が罪目をちゃんと分けていないという理由で差し戻し審となりました)がありました。

以下、彼女の弁の部分だけ、中央日報から引用してみます。

<・・チェさんはこの日、最後の陳述で、「私は2016年ドイツから帰ってきた時、フォトラインで靴がはがれ、首筋を掴まれたが、誰も保護してくれなかった」とし「しかし、現政府の側近たちの突然の法制定に、私は相対的剥奪感に陥った」と悔しさを訴えた。

 

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続いて「いつからフォトラインが消え、被疑者を保護するようになったのか」とし「女性大統領には手錠をかけ、いくつかの(現政府)側近だけ保護するのは問題ではないのか」、「法は万人の前で平等であるのに、チョ・グクの家族を現政府がここまで保護する理由は何なのか」と指摘した。

また「私の娘は、中卒になり、代表資格も剥奪されたのに、チョ・グクとその娘はなぜ保護するのか。チョ・グクの妻は(※テレビ放送などで)モザイクを施し、私の娘は完全に公開した」。「偽ニュースのせいで私たちの家庭は破壊された。どれ一つ本当のことを言うニュースが無かった」と強調した。

また、「私に残された人生がどのようなものか知ることができないが、残り時間に、孫を愛し、娘の面倒を見てやりたい」、「朴前大統領の弾劾で国民の心に傷を与えた点を許してほしい、弾劾で分裂を経験した愛国者たちに申し訳ない。歴史的事件の真実を暴いてほしい」と訴えた・・>

https://news.v.daum.net/v/20200122173648021

検察は懲役25年、罰金・追徴金370億ウォンなどを求刑しています。

 

相対的剥奪感という言葉、本ブログの常連さんならご存知でしょう(多分)。「私の正当な権利を、不当な方法を使った誰かに奪われた」の意味で、韓国人の民族感情である「恨(ハン)」の根本でもあります。

チョ・グク氏との対比は確かに(悪い意味で)印象的です。でも、「何一つ本当のことを伝えるニュースが無かった」なら、その部分をもっと説明したほうがよかったのでは・・な気もします。ちゃんと説明したところで、無理でしょうけど。

なんというか、朴槿恵氏や崔順実氏関連のニュースを読むと、決して擁護してやるつもりは無いものの・・それでもやはり「かわいそうだ」と思ってしまいます。

 

 

 

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