韓国与党のシンクタンク、「親日処罰のための特別法」を提案

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韓国は、反日思想にそぐわないものは何でもかんでも「親日」として社会的に制裁します。しかし、意外なことに、韓国内にそんな法律があるわけではありません。

まず、わざわざ韓国の歴史観に合わない主義主張を「違法」とする法律を作ると、日韓関係において相当な負担となります。その責任を取ろうとする人はそういません。それに、慰安婦など社会的に話題になる案件なら裁判所の判例を適用すれば有罪判決に持ち込むのもそう難しいことではないし、市民団体の影響力などを考えると、わざわざ法律を作る理由もありません。

そう、韓国が望んでいるのは、「韓国が親日を否定する法律を作ること」ではなく、「日本が親日を否定する法律を作る」ことです。韓国は、そんな日本を褒めるだけで、何の負担も背負わなくて済みます。そう、韓国には、「韓国は反日だ!」と自分で言う気はありません。日本が自ら「日本は反日だ!」と言うのを待っているだけです。

・・・よって、今まで何度も何度も「(親日とされる内容の)歴史歪曲を処罰できる法律」が発議されましたが、係留(審議が終わらない)され、流され、また係留・・そんな繰り返しでした。ですが、最近になって、「あ、いよいよ何か作るのか?」と思える動きがありました。

 

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実は、去年10月、韓国の与党「共に民主党」のシンクタンクである「民主研究院」が、関連法律を提案しました。国会議員が独自に、または何人かの議員が集まって似たような法律を提案、発議したことならありますが、与党側の公式シンクタンク機関がこんな発表をしたのは、韓国でも珍しいことです。

<共に民主党のシンクタンクである民主研究院が(※2019年10月)25日、日帝の植民地統治を支持する行為に対して特別法を介して処罰しなければならないという主張を出した。「慰安婦は自発的売春」という発言で物議をかもしたリュ・ソクチュン延世大学校社会学科教授や「反日種族主義」の著者イ・ヨンフン前ソウル大経済学部教授などについて、国民が強力な処罰を望んでおり、彼らの行為は学術活動を超え、政治的扇動であるため、これを処罰する特別法が必要だということだ・・

 

・・研究院は、「学術活動ではなく、政治的な意図が明らかな大衆扇動が蔓延している点」、「国内活動を超え、日本の極右勢力と通じ合った反国家・反人道的行為である点」、「多くの国民が日帝植民地統治を擁護する極端な行為に対して強力な処罰を要求している点」などを、特別法の制定が必要な理由に挙げた・・>

https://news.v.daum.net/v/20191025155819277

 

去年10月の時点では大して気にしませんでしたが、今日、偶然見つけたネット情報によると、去年12月、書籍『反日種族主義』の内容を批判する立場の大学教授などを集めて、この法律のための公聴会があったとのことです。ソウル、ソンパの乙地区の国会議員が主催し、大勢の人が集まったとのこと。調べてみたら、そこの国会議員は共に民主党の人でした。さて、ついに何かが動くのか?それとも、またこのまま流されてお終いなのか。国会での動きがあればそこそこ話題になると思われるので、何か情報があったらまたエントリーします。

 

28日の夕方の更新、遅くなって申し訳ありません。ですが、さらに、29日(水曜)もまた一日、留守にすることとなりました。29日は、夕方、出来れば撮影スタジオで撮った写真(前にもレナスレで何度か載せたことがあります)でもエントリーできたら・・とは思っていますが、全て未定です。それでは、おやすみなさい。

 

 

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