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「アジア太平洋問題研究所」の所長で、スタンフォード大学の教授でもあるシン・ギウック氏が文化日報に連載している「米国から見た韓半島」というシリーズコラムからの引用となります。
ワシントンにて、米国の朝鮮半島専門家の一部を、文在寅政府が「ブラックリストに載せた」という「噂」が流れている、とのことです。基本的に、文大統領の北朝鮮関連政策に批判的な声を出す人たちが、そのリストに載っている、とも。シン教授は「これでも、韓国は『何かあったら、日本ではなく韓国の味方になって』と米国に頼る」と指摘しています。以下、部分引用してみます。
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<今月(令和2年1月)中旬、米国のマスコミは、日本の代表的な衣類会社であるユニクロの柳井正会長が、ロサンゼルス、カリフォルニア州大学(UCLA)に日本文学振興基金として2500万ドル(約290億ウォン)を寄付したというニュースが掲載された。韓国では、不買運動が起きて、「もうすぐ潰れてしまうだろう」と思われている、その企業である。そんな情緒のためか、韓国の主要メディアはこの件を報道しなかった。
ほぼ同じ時刻、韓国では執権勢力を中心に、ハリーハリス駐韓米国大使を叩く真っ最中だった。ハリス大使の口ひげが外交論議になり、植民地朝鮮の日本総督になぞらえなど、人種差別攻撃が続き、海外メディアにも大きく載っていた。このような韓国と日本の姿を見つめる国際社会の視線はどうだろうかと思うと、気が気じゃない・・
・・最近になって、さらに憂慮すべき点は、ムン・ジェイン政府が米国内の韓半島(※朝鮮半島)専門家の一部を「ブラックリスト」に入れたという噂が、ワシントンを中心に広がっていることだ。 A教授、B研究員など、具体的な名前まで挙がっている。最近、駐米韓国大使館の関係者にこの話をしてみたら、そんなことは無いと否定された。大使館関係者の話をそのまま信じたい。しかし、どうしても気になってしまう。このような噂が生まれ広がっていること自体だけでも、残念なことに違いない。自分がそのブラックリストに入っているようだとするある知人は、おそらく北朝鮮政策などで文政府に批判的な声を出したからだろうと苦笑した。
知日派の士気高揚に情熱を注ぐ日本のようにはできないとしても、韓米関係の増進に取り組んできた知韓派たちを傷つけてはならない。いくら公共外交を強化しても、これでは効果が無い。特に、今のように韓米の不協和音がひどいときには、学者や専門家グループなどの非公式チャンネルを通じて相互理解を助けることが非常に重要である・・>
https://news.v.daum.net/v/20200129144118527
ブラックリストですか。教授も「どうしても気になってしまう」としているけど、確かに、あってもおかしくないでしょう。ブラックリストだとどんなことがあるのか詳しくは分かりませんが、様々な形で「排除」されるという認識でいいでしょうか。
ただ、個人的に、「文在寅政府の対北朝鮮政策を高く評価する『米国の朝鮮半島専門家』って、いるのかな?」という疑問もあります。すなわち、別にブラックリストがあるのではなく、どうせ誰も聞いても文大統領の「聞きたい話」は出てこないから、米国の朝鮮半島専門家全員が排除されているのではないでしょうか。だから、「ブラックリストでもあるんじゃねーの?」という話になった、と。根拠はありません。邪推です。
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