現職判事「『良心』で判決を下して国民感情に応じる裁判官たちがいる」

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新型肺炎関連ニュースばかりで、これといってネタがありません。ひょっとすると今日はこのエントリーが最後かもしれましぇん。(´・ω・`)

本ブログらしく、妙なところで日韓の差を見出す記事、1つ載せてみます。現職判事が書いた「月間朝鮮」の寄稿文で、「一部の裁判官が、良心という名分で国民感情に同調している」とする内容です。長いので、必要な部分だけまとめて再構成してみます。

・大統領の弾劾、国政壟断、最悪の司法の揺れを経験しながら、「裁判官が、世論が怖くて、SNS上で脅迫を受けて、そのほか色々な圧力に屈して、判決を下した」という言葉をよく耳にする

・裁判官経歴の長い知人から「社会の雰囲気がこれでは、違う判決を下すわけにもいかない」という話を聞いた時には、嘆くしかなかった。裁判官が世論の圧力と脅迫に屈することが容認される社会雰囲気があるのだ

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・無責任に扇動する世論、真実を隠すメディア、低級な誹謗と脅迫であふれるSNSなど、民主主義の敵に裁判官が屈すれば、彼らはもっと勢いに乗るであろう。騒いでいれば裁判官が恐れをなして自分たちに有利な判決を下す。そんなコストパフォーマンスの良い方法を、彼らが使わないはずがないのだ

・私たちにもっとも近い立法システムを持っている日本の憲法では、第76条第3項に「すべての裁判官は、その良心に基づいて独立してその職権を行使し、この憲法と法律にだけ拘束される」と規定している。ここでいう良心とは、裁判官の個人的なものではなく、裁判官として持つべき客観的なものを意味するというのが、一般的な見解だ

・一方、私たちの憲法第103条は、「裁判官は、憲法及び法律によってその良心に基づいて審判する」と規定している。日本とは似て非なるもので、まるで憲法、法律の次には自分の良心に基づいて判断しても良いとする憲法的命令のように見えてしまう。まるで、良心が憲法や法律と並列して存在しているように見えてしまうのだ

 

・「裁判官が国民情緒を無視していいのか」「法は国民の意に従わなければならない」「国民が憲法である」など、いわゆる「国民情緒法」が社会に満ちている。それは国民主権の意味を間違えただけだと反論すると、「国民の意思に逆らうというのか」と攻撃される。でも、そういう攻撃は、ほとんどは「自分が必要とする政治的偏向性に従わないことに対する不満」でしかない場合が多い

・裁判官の中でも、「国民情緒」や「集団知性」のような言葉を頻繁に言及し、法よりも、それらを優先する人たちがいる。彼らは、「良心」を憲法と法律の次に存在する法源(裁判官の裁判基準に適用する法規範)ないし法的基準だと思っているようだ。彼らは、良心を一つの法規範として理解して、これを打ち出して憲法と法律よりも自分の良心をたっぷり盛り込んで判決を下すことで、自分の個人的な良心を満足させ、自分にとって不都合な心理状態を薙ぎ払い、幸せを得ようとしているのだろうか

http://monthly.chosun.com/client/news/viw.asp?ctcd=C&nNewsNumb=202002100018

朴槿恵氏「民間がやったことだから知らない」、文在寅氏「司法がやったことだから知らない」、司法「良心がやったことだから知らない」といったところでしょうか。「良心的日本人」というフレーズと、「司法を尊重します」という文大統領の声が聞こえてきそうな内容でした。

 

 

 

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51 Replies to “現職判事「『良心』で判決を下して国民感情に応じる裁判官たちがいる」”

  1. 法は情緒(価値観)を基準に定められます。

    しかし、社会の構成員各々が自立していれば(各々に主権があれば)、各々の価値観が干渉しないように調整するための存在として法は定められます。それは社会全体の利益となるので、皆に従うメリットが生じます(そのように法が定められます)。すなわち「法の支配」が成り立ちます。
    (これをシステム化したのが民主制ですが、太古からの村の「掟」も似たものです。「掟」は村の長(おさ)の命令ではなく、長も従うべきものです。)

    ところが、独裁政権においては独裁者の情緒(価値観)だけが基準になります。法は独裁者の命令にすぎません。法を定める前に適用してもいいわけです(人治主義)。ただ、それだとあまりに混乱するので法治主義まではあります。しかし、独裁者は己れの命令に縛られないので「法の支配」はありません。

    韓国や中国の法のイメージは後者でしかありません。我々の世界の「法」はありません。
    我々の世界の「法」は、共存するための契約ですが、
    彼らの世界の「法」は、支配するための道具です。

    だから、日本と結んだ条約や協定は「(当時強く支配的だった)日本の命令」と理解されているのです。ゆえに、韓国が強くなったから破棄改正は当然だと思われているのです。そうしてこそ、日本の支配からの「独立」になると。今も独立運動をしているわけです。

  2. そしてこれについて批判されると、
    一個人として身を守らなければならないのだ(キリッ)
    この為の地位と給料を受けてるはずなんだけどね。
    一から十迄詐欺師ばかりだ。

  3. 韓国の民主主義のレベルとしか言いようがないですね。そして裁判官のレベルもまた然り。
    だから憲法が遡及法を禁止しているのに憲法裁判所が合法判決を出すし、大法院が国際法違反の判決を出すのですよ。
    韓国の「法治主義」は中国のそれと変わりがないと言っていいでしょう。

  4. 法が理解されず、尊重されない社会って、本当に未開だなぁ。
    大統領からして、弁護士の資格を持ちながら、国際法を全く理解していないという始末。
    こんな国が、「世界最高の民主主義」とか、「ろうそく革命はフランス革命に匹敵する」「日本は三権分立を理解していない」などと宣うのは、本当に笑止千万だ。
    日本とは似て非なる国。。。

  5. ブログ中で引用されている日本国憲法76条3項の正確な文言は、「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」です。1946年11月3日公布、1947年5月3日施行の日本国憲法は、旧仮名遣いなんです。

    裁判官はみんなが納得する判決など下そうと思っていません。例えば、民事訴訟の場合、原告がAといい、被告がそれを全否定するのが普通です。Aを認めるのか、Aを全否定するのか、Aと全否定の中間だと判断するのか、いずれの場合も、原告、被告いずれかに不満を残してしまいます。ただ、憲法及び法律、それから類似事例に関する判例に照らし、おかしくない判決を下すことを心掛けてはいると思います。ままある、弁論を裁判官、相手方じゃなくて傍聴席に対して行っている事件についても同様だと思います。世論を気にしないわけではない(判決についての新聞等の記事は回覧されたりしてました)が、それが結論を左右することはないです。大津事件の児島 惟謙以来の伝統ですね。

  6. > 「国民情緒法」
    情緒と法は相対立するものです。日本の皆さんも一体、情緒法とは何をイメージして使っているんでしょうか?そんなもんは丸い三角と同じです。マルも三角もやがて同じ物になってしまいますよ。情緒も法も分からない連中にジョウチョホウと言っても何の効果もない。揶揄したつもりなんでしょうけど、説明は説明が理解出来る者に対してする事で、理解できない者にいくら丁寧に説明しても分からせることが出来ないのだから説明したとは言えない。

    情緒で事に対処しないように法律を定めます。国民情緒法と言われると言うことは法律の定義、言葉の意味が韓国人には分かっていないと言うことです。法の言葉が理解できなければ法があっても法ではなく、法がないから情緒が決める以外に方法はない。だから憲法や法律をいくら改正しても、条約や協定を結んでも、なんの効果も発揮しない。裁判官ですらわかっていない、弁護士ですら分かっていないのはいったい何故なんでしょうか?この国の言語体系に問題があるとしか考えられない。

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