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「このままでは東京オリンピックは無理だ」。韓国がもっとも聞きたがっている言葉です。自分で言いたいけど、発言に関する責任を負いたくはないから、誰かが言うのを待っているのです。放射能がどうとかという話も、韓国にとっては、本当はどうでもいいこと。そこまで心配なら、普通、ボイコットするものでしょう。今回の新型肺炎で「日本で大流行の兆し」「ついに日本で死亡者発生」と韓国側のマスコミが騒いでいるのも、新型肺炎そのものより、日本が「オリンピックできない」と言うのを待っているだけです。
実際、新型肺炎などWHOがオリンピックに対する懸念事項を伝える(WHOの普通の仕事です)とする内容の記事、韓国では結構な数がありましたが、そのほとんどは「WHOが新型肺炎で懸念を示した」ではなく、「WHOが、オリンピックの延期・キャンセルは自分たちの権限ではないと言った」です。がっかりしたニュアンスがよく伝わってきます。
そんな中、中央日報が、大スクープを手にしました。日本人が「このままでは絶対オリンピックできない」と話した、というのです。ダイヤモンド・プリンセス号の乗客のインタビュー内容です。
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<新型コロナ感染症(コロナ19)が集団発生した「ダイヤモンドプリンセス」号に乗っている日本人Hさん(64歳)が15日、中央日報とのインタビューに応じた。防災団体で活動しているHさんは、「専門家である検疫官が感染されたのに、乗組員が安全なはずありません」とし「乗組員も乗客と同じように感染管理がなければならない」と述べた。また、「検疫当局が確定者数などの情報を遅く知らせるなど船の中での情報が統制されている」とも述べた。彼は「このような状況では、東京オリンピックは絶対にできない。日本政府が対応を変えるように韓国など国際社会が強く要請してほしい」と語った・・
・・(※H氏の弁)インターネット右翼のコメント攻撃を受けた。私を海に捨てるという脅迫も受けた。住んでいる場所に言及しながら、「朝鮮人と共産党が多く住んでいる地域」と呼ぶなど、大変差別的な言葉を聞いた・・>
https://news.v.daum.net/v/20200215084457753
韓国は、「日本がオリンピックやめてほしい」と思っています。新型肺炎がどうとか放射能がどうとか言ってるけど、北京オリンピックならここまで言わないでしょう。相手が日本だからです。しかし、絶対に自分ではそう言いません。責任を取りたくないからです。だから、誰かが言うのを待ちます。言うようにします。
特にH氏の場合、ある問題を「有耶無耶にできる」という点で、韓国としてはすごく「つかえる」ものだったでしょう。韓国では、ダイヤモンド・プリンセス号に乗っている韓国人に対して「なんで日本の船に乗ったのか」「日本観光に行った報いだ」と攻撃するネットの書き込みが問題になっていました。政府が「ダイヤモンド・プリンセス号の韓国人乗客のほとんどは、日本駐在の人だ」と話したほどです。
H氏の意見は、不幸な出来事に見舞われた当事者の意見として尊重されるべきでしょう。しかし、結局は韓国で『尊重』とは真逆の方向に利用されてしまいそうで、残念です。
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