半地下に住む人ってどれぐらいいる?

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パラサイトとかいう映画がアカデミー賞をとって、半地下のことが話題になっているようです。韓国語発音のままbanjihaと書き、一部の記事には「北朝鮮の攻撃に備えたものだ」という、韓国人からすると「えっ?」な感じの主張も載っていたとか。

万引き家族のときもそうでしたが、この手の映画はまず見ない(後味が悪い)ので、映画のことはよくわかりません。ただ、韓国で、実際に半地下に住む人ってどれぐらいいるのか?についてちょっと書いてみます。

結論から書きますと、公式数字と実際の流れに結構差があるみたいです。以下、地下・半地下「だけ」を扱ったデータではありませんので、その点はご注意ください。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

最近の調査では、『住居貧困』を調べることになっています。半地下でもちゃんとした住所はあるじゃないですか。しかし、国際基準だとホームレスだと言われている「孝試院居住者」など、住所すら無い人たちが多くなりました。よって、彼らを全て居住貧困層として調べるようになったわけです。

寄生虫(パラサイトの韓国原題)がまだ賞をとる前、KBSの記事です。

<「キム氏はね、線を越えそうで絶対超えない。でもさ、臭いが線を超えちゃうんだよね」。ポン・ジュノ監督の映画「寄生虫」で、半地下の家の特有の臭いに対して出てくるセリフだ。住宅貧困層を階層化したこのセリフ、観客は「あ!半地下臭いのことか」とすぐに分かったであろう。映画の中で臭いになぞらえられた半地下の家の人生は、実際に住宅貧困を代表する言葉でもある。

映画寄生虫に出てくる半地下の家を含めて、屋上の仮設部屋(※「屋塔房」)、考試院などに居住する住宅貧困世帯は、227万6,500世帯に達すると推定される。韓国全体世帯の12%が、劣悪な居住空間に住んでいるのだ。

 

ところが、国土交通省の2018年の住宅実態調査資料を見ると、全国世帯の1.9%が地下・半地下、屋塔房に住んでいるとされている。世帯数では38万世帯で、2010年の4.0%の時と比較すると、過酷な住居環境に住んでいる世帯が大きく減少したように見える。しかし、この数値は、地下・屋塔房世帯の変化だけを見ることができる数値である。最近になって急激に増えたチョクパン、屋塔房、考試院、ビニールハウスのような住宅貧困居住空間を含めると、数も急激に増える。「家は家なのに家に分類されていない家(非住宅)」の中で、人が最も多いのは考試院である・・>

https://news.v.daum.net/v/20190623090050663?f=p

考試院とは、もともとは司法試験や大学受験などのために引きこもって勉強するための施設ですが、貧しい人たちの住居のようになってしまいました。チョクパンとは、他の施設は無しに大人1人が横になれる空間だけで出来ている住居を言います。部屋を分けた(一つの部屋を大勢の人に貸すために、適当な壁を作って部屋を分けた)という意味だと言われています。

 

※以下、追記です。初稿のときに「屋根裏部屋」の意味が伝わってなかったので、申し訳ございません。

屋塔房とは、機械翻訳では「屋根裏部屋」となりますが、実は日本で言う屋根裏部屋ではなく、「屋塔の部屋」といって、家やアパートの屋上に、適当に、そして無理矢理作られた部屋のことです。違法で作られたものも多いとか。人に安く貸すために地下に部屋を作るか、部屋を分けるか、屋上に部屋を作るか、そういう差があるだけです。

あと、個人的に聞いただけですが、こういう人たちにとって『PC部屋(ネカフェ)で1泊するのが夢』だそうです。『古紙(ダンボール)がいっぱい拾えた月には、ネカフェで1泊できる』と喜んでいました。

 

 

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