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韓国全域をパニックに追い込んでいる、「某宗教『S』による新型肺炎の拡散」に関連し、いまさら朴槿恵氏の名前がいくつかの記事で目につくようになりました。
先のエントリーでも紹介しましたが、「基本的に、感染拡散などで総選挙が延期になると、与党に不利」というのが定説です。それを意識してのことか、それともただのネタ扱いかは分かりませんが、朴槿恵氏とS教の関係がまた記事になっています。もともと朴槿恵氏の周辺には怪しい宗教関係者が多かったですから・・ただ、S教が朴槿恵氏の庇護のもとで何かの利権を得たなどの証拠は、いまのところありません。こんなときにこんな話題が出てくるところが、韓国らしいと言えるかもしれません。
以下、ノーカットニュース(CBS)の記事から部分引用します。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<・・S教は、2007年の大統領選挙当時、「S対外活動への協力案内文」たる文書を全国12支部に通達し、信徒1万670人をハンナラ党の特別党員に加入するように指示した。当時、Sからの脱退者は「2007年、(※地名省略)~体育館でハンナラ党の大統領選挙候補合同演説会にS信徒たちが3千人ほど動員された」という証言をして、論議を巻き起こした。
過去2012年にはS教の首席長老であるファン某氏がセヌリ党(※ハンナラ党から改名)常任顧問として活動したという事実と、朴槿恵候補陣営の行政自治組織委員長の履歴が、大統領選挙の変数として浮上したこともある。
当時、異端(※公認されていない宗教流派)の専門家たちは、「Sが宿願事業の一つである~(※地名省略)~の教会の敷地・建設のため、政界の力を借りようとしたものだ」と分析した。
2017年には、S渉外部総務を務めたキム某氏がCBSポッドキャスト「サイパン」に出演して、「2012年、セヌリ党の党名が確定された直後、説教講壇でイ・マンヒ教主(※Sの教主)が『セヌリ党名は私が付けたものだ』と誇らしげに話したことがある」と暴露し、問題になったりもした・・>
https://news.v.daum.net/v/20200222112400855
確か、朴槿恵氏自ら「Sとは何の関係も無い」と話したこともあった記憶があります。もともと「セヌリ」の「ヌリ」は世界を意味する言葉であり、セヌリは「新しい世界」、すなわち新しい天地(天地も世界の意味)の意味となります。ただ、「ヌリ」という言葉世界ではなく「国」「国土」と訳する場合もあるため、セヌリは新しい国という意味だとする反論もあります。でも、本当はどうなのかより、左右の喧嘩に利用できるならそれでいいのかもしれません。感染拡大騒ぎも、よりによって慶尚北道大邱(テグ、韓国でもっとも保守右派支持が強い地域)支部だそうですし・・
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