断罪文

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韓国で「親日清算」という名分で様々な建造物、オブジェ(石碑など)、場合によっては墓石などが撤去されるのは、珍しいことではありません。ただ、「歴史的に価値のあるものをそんな理由で壊してはならない」という声も、無いわけではありません。

そんな経緯で、韓国では「じゃ、壊さないけど、断罪する」という意味で、その建造物や石碑などに断罪文を作ることが増えています。

もっとも分かりやすい写真が、これです。去年8月のものですが、「親日派」とされた人たちの功績をたたえた碑を倒し、その前に『~~な悪いことをした人たちの墓石です』という内容の、いわゆる断罪文を設置することです。写真から見える黒い色の説明文みたいなものがそれです。

画像キャプチャー:聯合ニュース(2019年8月8日)

https://news.v.daum.net/v/20190808131059461

 

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全羅南道クァンヤン(光陽)というところにある、ユダン公園にも、親日派とされる人たちの記念碑があります。撤去すべきだとする意見が多かったものの、大勢の人の記念碑が年代に合わせて作られていることもあって、撤去してはいけないとする意見もありました。その記念碑の中で親日派とされた人たちの碑にも、また断罪文が決まりました。

<・・キム・ボクドク文化芸術課長は「4月までに断罪文設置を完了し、その人物の歴史的事実を正確に摘示し、市民やユダン公園を訪れる訪問者に親日行跡を広く知らせる契機にしたい」と述べた・・>

https://news.v.daum.net/v/20200221154041782

 

一言で、『壊せば無くなるじゃないか。保存して、ずっと恥をかかせてやらないといけない』という心理の表れであると、私は見ています。以下、JTBCの報道からも、そういう心理を垣間見ることができます。

<・・このような断罪文が作られるようになったのは7年前(※ソース記事は2019年のものです)。最近、光州広域市が親日派の記念碑65ヶ所に断罪文の設立に着手しており、京畿道と忠清南道も事前調査に入りました。

【キム・スンフン民族問題研究所光州支部長:歴史の記録を無くすのはとても慎重でなければならない。生きている歴史の教材になれるじゃないですか。壊せば写真しか残らないじゃないですか]

この間、国立国楽院も作曲家キム・キスと、カヤグム(伽耶琴、琴)の名人ハム・ファジンの胸像に親日行跡碑を書き加えました。ソウルと大田の顕忠院(※の国立墓地)に埋葬された親日派11人に対し、政府は、断罪碑の設立を検討しています>

https://news.v.daum.net/v/20190815210617853

断罪『文』・・・いや、なんでもありません。

 

 

 

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