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韓国では、新型肺炎疑いのある人がとりあえず総合病院の応急室(韓国の緊急救命室)に行ったせいで緊急救命室が閉鎖されたり、新型肺炎患者以外を診る余力が無いなどの理由で、新型肺炎以外の患者たちが必要な治療を受けられない事態が続出しています。死亡者も出ました。
まず、ハンギョレ新聞の記事から部分引用します。これは釜山の場合で、大邱ほどではありませんが釜山でも感染者が発生しています。
<コロナ19清浄地域だった大邱と慶北で大量確診患者が発生し、釜山の大学病院の緊急治療室が戦々恐々している。コロナ19の地域社会感染を遮断するために緊急治療室を閉鎖したが、(※新型肺炎コロナ19以外の)一般救急患者は行き場を無くし、どうすればいいのかわからないでいる・・
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・・釜山市の関係者は、「患者が発熱や咳をちゃんと言わないでとりあえず緊急治療室に直行しているため、緊急治療室の閉鎖が相次いでいる。閉鎖に文句を言うわけにはいかないが、他の患者の被害を防ぐために、政府から緊急治療室の対応マニュアルを用意してほしい」と語った。彼は「患者たちも、咳や熱が出たら保健所にまず電話したり、選別診療所を先に訪問してもらいたい」と付け加えた。>
https://news.v.daum.net/v/20200220161741484
釜山では、総合病院の半数以上が、怪しい→閉鎖→陰性だった→再開を繰り返している、とのことです。
大邱では、死亡者も確認されています。JTBCの報道で、入院中に容態が悪化したA氏(新型肺炎は陰性)の場合です。
<・・救急隊員は、速やかにAさんを移送する病院を探しました。しかし、大邱慶北地域にあった7つの病院が、Aさんを受けないと全て拒絶したとJTBC取材結果、確認されました。「コロナ患者ではない患者は受け入れられない」、または「緊急救命室、集中治療室に空きがない」などの理由でした。結局、Aさんは死亡しました・・>
https://news.v.daum.net/v/20200224202026217
釜山のような場合は、「応急室(緊急救命室)にとりあえず直行する」という韓国社会の悪い癖も、一因でしょう。韓国では、『夜(病院の診療時間が終わった後)にどっか痛いと応急室に行けばいい』という人も大勢います。もちろん、それほど重い症状でもないのに、です。
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