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電子新聞というIT分野専門のネットメディアが、大統領府の嘘を見事に暴く事件(?)がありました。ソース記事は中央日報のもので、時系列で分けて紹介します。
<・・カン・ミンソク大統領府報道官は17日午後の書面ブリーフィングで、コロナ19の検査に必要な診断キット5万1000個をアラブ首長国連邦(UAE)に輸出したと発表した。ムン大統領とムハンマドビン・ザイドアル・ナヒヤーンUAE皇太子の5日通話した結果だと発表した。カン スポークスマンは、UAEが首脳間の通話の後、外交チャンネルでコロナ19診断キットの購入を要請し、外交部が物品メーカーを訪れ、ノーブルバイオ社の診断キットを輸出したという内容だった・・>
この前のFDAの件もあって、これは韓国のネットで大きな話題になりました。基本的には、いわゆる「ホルホル」モードのものです。ですが、その後・・
(ここから「続きを読む」の後になります)
ネットメディアの「電子新聞」が、これは事実と違うと報道しました。
<・・しかし、大統領府の発表は事実と異なっていた。『電子新聞』はカン スポークスマンの書面ブリーフィングの直後、大統領府が輸出したと発表したキットは、コロナ19診断キットではなく、「検体輸送培地」と報道した。検体輸送培地は、採取した分泌物を込めて専門の検査機関に移すための輸送容器である・・>
それから、大統領府は発表内容を修正したものの、なにを言っているのかよくわかりません。中央日報も「説明が一貫しなかった」としています。
<・・青瓦台高官は、訂正した。 「診断キットは、二種類で構成され、一つは(検体)採取・輸送・保存及び培地キット(採取キット)であり、もう一つは、検査キット」、「この二種類があってこそ診断もできるものだ」と述べた。また「UAEに輸出した採取・輸送・保存・培地の、診断キット」と認めた。
この関係者は、「診断キット」だと再度強調したが、検査キットが欠けたため、まともな診断キットとは言えない。この関係者は「検査をするには、二つのキットが全部必要なのか」という問いに、「いずれかが欠けた場合、診断ができない」と答えた。
大統領府はその後も、診断キット輸出と関連し、説明が一貫しなかった。青瓦台の関係者は、当初、コロナ19の診断キット支援を正式に要請してきた国が東南アジア3カ国、UAEを含む中東4カ国、欧州2カ国、独立国家共同体(CIS)2カ国、中南米2カ国、アフリカ2カ国、その他2カ国の計17カ国と説明した。彼は「UAEを除く16カ国では、採取キットと検査キットを混ぜて輸出したものと推定されるが、その分類が正確にされてはいない」と述べた・・>
https://news.v.daum.net/v/20200317221220886
最初の引用部分を読んでみると、文大統領とUAE側の電話通話があって、韓国外交部がその品を作るメーカーを訪れたとなっています。すなわち、大統領府など韓国政府が、この品が何だったのか知らなかったはずはありません。
というか、「分類が正確ではない」ってなんでしょうか。話の流れからして、「◯国にはちゃんと検査キットも輸出している」と話すべきだったのに、そう言えなかったということは・・
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