韓国の「中立的日本観」とは

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文在寅氏が大統領候補だったとき、日本関連諮問でもあった保坂祐二教授。韓国で「新親日派」という本を出しました。私は「親日でも反日でも、意見表明の場は保障されるべき」と考えている人間です。嘘以外なら、ですが。だから、保坂氏が本を出したこと自体を批判するつもりはありません。内容は読んでいないし、多分読むこともないし(前は韓国から本を取り寄せることもあったけど最近はやめました)、ソース記事で紹介している本の内容は僅かですので、尚更です。

本エントリーで主題にしたいのは、引用部分でいう「相違の立場」です。文脈的に『どちらにも属せずに』という意味です。保坂氏は「私は日韓どちらにも属しない」としていますが、その基準が、私が思っている韓国の反日思想の『中立』そのものでした。その部分をクローズアップして、以下、ファイナンシャルニュースから部分引用します。

 

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<・・韓国国籍を持っている彼ら(※反日種族主義の著者陣など)が、なぜ韓国より日本の極右を擁護する誤った歴史観を持つようになったのだろうか。これに対して保坂教授は「日本の極右勢力が50年前からこの地に植えつけた思​​想の流入が、今、花を咲かせたのだ」と説明した。彼は「日本の過去の支配勢力だった極右勢力は、戦争後も自分の地位を失わないために、歴史的に、米国と中国、韓国などを対象に資金を利用してロビーしてきた」とし「韓国の場合、1965年の韓日国交正常化以来、国内に流入された日本財団が学生に研究資金を支援しながら、着実に自分の思想を洗脳させてきた」と主張した。

続いて保坂教授は「代表著者であるイ・ヨンフン氏は、過去の日本の極右性向のトヨタ財団からの資金の支援を受け、植民地の研究を行い、イ・ウヨンさんの場合、日本の極右研究機関である「国際論戦研究所」がUNで軍艦島関連シンポジウムを開催する際にスピーチをするなど、著者すべてが極右勢力と関連が深い」と説明した・・

 

・・彼は「少なくとも学問をする人であれば、片方の陣営に偏ってはならない」とし「両極を超越して、相違の立場から韓日関係を見なければならず、それ以外の場合は歪曲したり隠蔽することになる。これは、私自身もいつも警戒している部分である」と述べた。彼は、自分が今回書いた本について「反論する文が出るのを待っている」とし「今後も学者的良心的事実に立脚して、歴史の真実を正していく」と述べた>

https://news.v.daum.net/v/20200417040004216

 

ある意味、保坂氏は、本当に韓国人になったな・・という気がします。「立ち位置」的に。前に、「韓国は、韓国が反日だという自覚が無い」という趣旨を、拙著にもブログにも何度か書いた記憶があります。なぜか?日本で言う反日が、韓国ではもっとも中立だからです。だから、韓国は日本が韓国を「反日」ということが耐えられません。だから、こう叫びます。「韓国はいつも中立的で客観的で人類普遍の価値に基づいたことを言っているのに、なんで『反』日だと言うのか。韓国は反日ではない。反日教育などしていない」。これこそ、随分前からずっと『植え付けた』考え方が無いと、出来ないことです。まさに、国家の総意です。あとは、圧倒的な多数の力で、『それ以外』を潰せばいいだけのこと。

 

 

 

 

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