韓国紙「もう言ってもいいじゃないだろうか。過剰防疫による人権の問題を」

ブログ表示に何か不具合があった場合、リロード、またはここをクリックしてください

 

韓国が防疫において人権を深刻に制限した、という指摘があります。基本的には欧米の一部のメディアが取り上げるテーマでしたが、珍しく、韓国の『新東亜』がこの問題を記事にしました。

記事は『人権や過剰防疫による悪影響などの部分について、もう話してもいいではないだろうか』としながら、防疫専門家(アジュ大学チャン・ジェヨン教授)の意見を載せています。以下、新東亜の記事から、部分引用します。

ソース記事は『これは問題だった』としているし、私も個人的にそう思っています。しかし、「そうだ、こうしてはいけない」と受け取るのか、それとも「防疫のためならこうしても仕方ない」と受け取るのか。アタリマエのことですが、それは人それぞれ、違うでしょう。どちらの意見も、議論としてなら十分成立すると思います。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・ (記者)国内では、感染の事実を知らせるのが難しい、抑圧的な雰囲気がある。

(教授)「実際、その点が一番深刻な問題だ。コロナ19という病気で苦しむことを恐れる必要があるのに、韓国はそれより、その病気にかかって烙印を押されるのをもっと恐れてしまうのが現状である。感染者は誰でも気兼ねなく自分の発症の事実を明らかにし、個人の人格と私生活を尊重されながら、安楽に治療を受けられるようにならなければならない。隔離による経済的被害も十分に補償されなければならない。そうしてこそ、感染者も自らの地域社会に被害を与えないように、自発的に隔離することができる。感染者への尊重と配慮が、感染症の拡散を防ぐことができる最も効果的な方法である」

 

(記者) 新しい感染者が発生した場合、その自治体は、市民の携帯電話にメッセージを送る。そこには、名前は書いてないが、患者番号が付与された人の年齢、性別、大まかな居住地、動線のようなものが非常に具体的に表れている。

(教授)「そのような個人情報の開示が感染症の拡散防止に役立つという証拠はまだない。今回の事態が過ぎた後、必ず振り返ってみなければならない部分である。情報を知らせ、人々が拡散を実際に防ぐことができたか、確診者が立ち寄ったところにはどのような被害が発生したか(※店名などは実名で公開されました)、そのような情報公開に感染症の拡散防止効果があまり無く、むしろ社会の他の種類の被害や否定的な影響を与えてはいないかなどを、かならず指摘すべきだ。感染または感染の可能性がある人たちが、何としてもその事実を隠そうと苦労し、政府はそれを調査するために取り組まなければならないなら、それこそ行政力の無駄であり、人権侵害が生じるしかない」

 

(記者)「解熱剤を飲んで空港を無事に通過した留学生を、政府が告発するという」

(教授)「その留学生の行動は明らかに間違っている。しかし、彼に切実て緊急な事情があった可能性を、誰も考えない。国民がどのような状況でも素直に自分の境遇を告げると、政府がその問題を、個人の立場を考慮して最善の方法で解決してくれるという信念が必要だが、感染症の流行を理由に、市民が防疫当局の無理な降圧を収容しなければならない状況が起きているから、その留学生のようなケースも発生する。自家隔離者の参政権剥奪、電子腕輪の着用など、違憲の要素が盛り込まれた措置を、何のためらいもなく公言する政府の無所不爲(※何でも出来る)防疫行動が作り出した市民の恐怖が、そのような誤った行動を誘導したと思う」

 

(記事)政府は、自家隔離者のうち、指示に従わず隔離場所から無断離脱した人たちを、リアルタイムで位置追跡できるよう、安心バンド(リストバンド)を導入することにした。離脱者にのみ導入するというが、これもまた、人権侵害の懸念が提起される。チャン・ジェヨン教授は「非常に一部の離脱行為を口実に、多数を制裁するというこの種の発想は、過去の思想弾圧、予備検束、人権弾圧などと同じ認識・態度であろう」と懸念を示した・・>

 

教授は、各国のデータはその国の内部で意味を持つものであるとしています。どことなく、防疫で順位付けをしようとする韓国の態度を叱っているようにも見えます。最後に、その部分を引用して終わりにします。

<・・「何より大事なのは、(※その国が)どういう過程を経て確診者を集計したかによる差だ。韓国は、行政力を総動員し、症状の有無や個人の意志に関係なく、感染者の接触者や特定の国を訪問履歴などを計算して検査してきた。ほとんどのヨーロッパ諸国では、症状が明らかな人が自分の病院を訪れ、統計に含まれた。だから、表面に現れた統計だけで、各国の対応能力を比較することは間違って解釈される可能性が大きい。

 

ただ、そのような統計数値を、その国の中で状況の悪化や好転、地域的な違い、防疫対策効果などを評価するために使用することは、何の問題もない。韓国の致命率が低い理由は、優れた医療システムもあるだろうが、検査対象が多く、他の国では捕捉されない程度の軽い症状者たちまで確診者数に含まれ、分母が大きくなったという点も考慮しなければならない」・・>

https://news.v.daum.net/v/20200424100105349

教授は、このことで「免疫が出来ていない時点で『検査数が多く、陽性の比率が少ない』」韓国のような状況は、防疫当局として必ず望ましいとも言えないとも指摘しています。

しかし、賛否の程を離れて、今の韓国・ザ・列強(親指ビシッ)でこんな記事を載せるとは、珍しいこともあるものです。

 

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

・新刊「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか(新書版)」が2020年3月1日発売です!借りたお金を返さない心理が、今の日韓関係とそっくりである点を考察してみました。

・新刊「文在寅政権の末路」が、2019年12月27日から発売中です(アマゾン発売日基準)!文在寅政権の現状は何なのか、どこへ向かっているのか、あくまで「私」という微力な一人の観点ではあるものの、日本の皆さんに紹介したいと思っている文在寅政権関連の話を、自分自身に率直に書きました。

・他のシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog

0

© 2020 シンシアリーのブログ Powered by AFFINGER5