慰安婦の慰安婦団体批判、裏は強制労働団体の代表???

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昨日の夜お伝えした慰安婦団体の内ゲバ、ほんの少し裏が分かってきたので、書いてみます。実は、いわゆる強制徴用関連団体の人が、裏にいるようです。

昨日の件で、正義記憶連帯(挺対協)のオ・ソンフィ処長は、『仲間割れを起こそうとする人がいる』『いまイ・ヨンス氏はチェ・ヨンサン氏と一緒にいる』と話しました。多少間接的な表現ではありますが、チェ・ヨンサンという人が「焚き付けた」という趣旨です。

あまり名前が知られている人ではありませんし、チェ・ヨンサンという人が誰で、何があったのか、ちょっとだけ書いてみます。

 

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まず、正義記憶連帯の主張を引用してみます。

<・・正義記憶連帯側は、イ・ヨンス氏の主張が事実ではないという立場だ。また、慰安婦関連の運動団体と被害者の間を引き離そうとする試みがあり、残念だと主張した。オ・ソンフイ正義記憶連帯人権連帯処長は7日<ニュース1>との通話で、「慰安婦関連の運動団体と被害者を分裂する行動が起こっており、心が痛む」とし「募金額は被害者支援に使用しており、定期的に監査も受けている」とした。

オ処長は「今、チェ・ヨンサンアジア太平洋戦争研究所所長が、イ・ヨンス氏の隣にいることを知っている」とし「チェ所長は、強制動員被害者遺族会のいずれかの代表を務めているが、人権や名誉回復には関心がなく、お金を受けて解決しようとしている人だ」と批判した・・>。ソースはニュース1の記事です。記事への外部リンクですのでご注意ください。

 

チェ氏は、いわゆる強制徴用問題(朝鮮半島出身労働者問題)において、十数年の間、関連団体の代表を努めてきた人です。

2016年、いわゆる強制徴用とやらの被害遺族や関連団体などが結成した『平和党(2016年)』という政党がありますが、チェ氏はその中心人物の1人として、政治家になることを夢見ていました。とはいえ、いままで政治家としては完全に無名で、ただの市民団体所長ってところでしたが・・去る4月の総選挙で、やっと政治家への道が見えました。

本ブログでも紹介しましたが、4月の総選挙は比例代表の座を取るために共に民主党、未来統合党がともに衛星政党を作りました。その際、平和党も「共に市民党(与党・共に民主党の衛星政党)」の結成に参加することになったのです。平和党は全員がチェ・ヨンサン氏を比例代表に出すと決めていたので、共に市民党が比例代表の「枠」を一つでも用意してくれると、チェ・ヨンサン氏の国会議員への道が開かれるわけです。

 

・・・ですが、3月、共に市民党は『チェ・ヨンサン氏を比例代表の候補として指名しない』と明らかにしました。理由は、『朴槿恵と一緒に写真を撮ったことがある』というものでした(後になって共に市民党などから『チェ氏は慰安婦被害者たちに暴言を吐いたことがある』という話も出ていますが、本当なら朴槿恵写真より先にこの話をしたはずでは?とちょっと疑問です)。

その際、平和党メンバーたちは共に市民党からの離脱を発表、なんと、なんと!『民主党は安倍よりも悪い奴らだ』と公言しました。

<・・平和党は「(しかし、チェ氏は)そのような事実が無いので、公薦(政党の公式推薦候補)管理委員会に釈明の機会を要請したが、文書だけで(市民党から)「排除された」という連絡を受けた」とし「今、民主党がやっている行動は、日本の安倍よりも悪いことだ、今後、民主党が強制徴用でやったズルと悪巧みを、一つ一つ明らかにしていく」と改めて反発した・・>。この部分は3月24日の毎日経済をソースとします。ソース記事への外部リンクですので、注意してください。ちなみに、正義記憶連帯の前理事長ユン・ミヒャン氏は、比例代表で国会議員になりました。

 

そして、昨日、急にイ・ヨンスが正義記憶連帯を批判し、離脱。いまはチェ・ヨンサンと一緒にいる、という・・・まだまだ限られた情報による邪推ではありますが、今回の件、『慰安婦団体の内ゲバ』ではなく、『反日団体の内ゲバ』だったようです。なにか続報があったら、また紹介します。お互いに不正の暴露合戦でもしてくれたらブログ更新が楽になりそうな気もしますが・・(笑

それでは(・∀・)ノ

 

 

 

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