『イ・ヨンスの告白は、日本に対する私たちの道徳的・文化的優越性になれる』

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韓国のニュース専門チャンネルYTNが、今回の慰安婦団体問題が、いわゆる『歴史問題』に及ぼす影響を報道しました。

結論から書きますと、「短期的にはうるさいだろうけど、長期的には、イ・ヨンスの良心宣言は『日本に対する私たちの道徳的・文化的優越性になる』」です。間違いを認める(慰安婦問題の間違いではなく、慰安婦団体の問題)ことで、器の大きさを日本に見せつけよう、というのです。

デイリー新潮寄稿文や本ブログに2~3回同じ文章を書きましたが、韓国にとってイ・ヨンスの件は『慰安婦団体』の問題であり、決して『慰安婦』の問題ではありません。

以下、YTNから部分引用します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・短期的には(※日本との歴史問題において)悪影響を及ぼすことが確実視されます。予想通り、これまで微々たる規模で慰安婦運動を蔑視する主張をしていた国内の一部勢力と日本極右勢力が、今回の議論をきっかけに、さらに声を上げる面です。

過去30年の間に蓄積された慰安婦運動の積極的な成果が否定され、特に国際的な支持基盤を拡大している戦時女性人権運動の動力が消える可能性も懸念されます。韓日歴史問題と関連し、韓国政府の利点であった道徳優越性を損なう可能性も損失要素です・・

 

・・しかし、長期的に見れば、肯定的な見通しも可能です。私たちの社会自ら大泛(※人の器が大きく、余裕があるという意味)に誤りを認め、是正する姿は、日本に対する道徳的優越性に文化的優越性を加えながら交渉力を強化することもできます。災い転じて福にするには、まず疑惑と議論の当事者である団体の関係者らが認めて是正する努力を示すべきだと思われます。

私たちの社会も、過去30年間の民間団体の功績と過失を区別して対応する成熟した市民意識を見せてくれれば、災い転じて福になる可能性ははるかに大きくなることが期待されます>

https://news.v.daum.net/v/20200523010438977

よく読んでみると、『上から指示する俺以外の全員は、間違いを認めて直すべきだ』という文章にも見えます。なんというか、強いて言うなら、とてもイアンフな感じの文章です。

 

ネットで見ただけですが・・今回の件で私が見つけた『もっとも韓国的な意見』は、DAUMのある記事(確か、本ブログのエントリーのどれかのソース記事でした)のコメントでした。『慰安婦お婆さんを利用したとして、何か悪いのでしょうか。問題を正そうとする真正性が重要じゃないですか』。結局は、これが韓国のこれまでの、そしてこれからのスタンスでありましょう。

 

 

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