金正恩氏、核抑止力の強化を指示・・「核戦略武器を激動的に運用」

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韓国は、北朝鮮にバレるのを恐れて軍事関連報道を統制していますが・・北朝鮮は、金正恩氏自ら核抑止力の強化を指示しました。

いままで核兵器を「持っている」を強調する言及ならいろいろあったけど、すでに保有しているのを前提にして「強化する」と言ったのは珍しい気もします。

まず、国民日報の記事から部分引用します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<キム・ジョンウン北朝鮮国務委員長が労働党中央軍事委員会拡大会議を主宰したと、朝鮮中央通信が24日報じた。金委員長が党中央軍事委拡大会議を主宰したのは、昨年12月22日以降6ヶ月ぶりだ。

金委員長は、核戦争抑止力を一層強化し、核戦略兵器を激動状態で運用するとし、また、砲兵火力打撃能力を決定的に高める重要な措置を下したと、朝鮮中央通信は発表した・・>

https://news.v.daum.net/v/20200524072649127

北朝鮮が韓国を攻める場合、もっとも主力になるのは、放射砲(多連装ロケットランチャー)だと言われています。射程距離が160kmになると前から言われていました。最近はもっと長く、強くなっているでしょう。砲兵火力とはそういうもののことかもしれません。

 

ちなみに、本件とは別の委員会(最高人民会議常任委員会)でのことですが、金日成の抗日闘争と深くかかわっている「旧健軍節」が、祝日になりました。

前にも紹介したことがありますが、金日成氏は普通に現在の北朝鮮軍が始まった2月8日を健軍節としていました。ですが、金正日氏が指導者になってからは、金日成氏がパルチザン部隊を組織したとされる4月25日を健軍節としました。

金正日氏は、生涯「先軍政治」を主張しましたが、これは主体(金日成)思想の現実版みたいなもので、軍はそのまま北朝鮮の主体の発現でもあります。よって健軍節を4月25日にすることで、金日成一家のアイデンティティーでもある抗日闘争と現在の北朝鮮の「軍」をもっと同一視できるようにしたわけです。

金正恩氏はこの健軍節を「いや、どう考えても2月8日だろう」として、再び2月8日にしましたが、結構な反発があった、と言われていました。よって、健軍節は2月8日のままにして、4月25日を祝日にすることで両立を試みた、という分析もできます。

 

<・・北朝鮮は、北朝鮮の武力の始まりだと主張する金日成主席の抗日武装闘争の業績を称えるために、4月25日を祝日に再指定したと思われる。昨年末、キム・ジョンウン委員長の繰り返し白頭山に登頂、北朝鮮社会全般に抗日パルチザン精神を学ぼうとする雰囲気を大々的に強調したのも、脈絡を共にする・・(聯合ニュース)>

https://news.v.daum.net/v/20200524090351827

自分たちの正統性とする臨時政府関連で、建国節をいつにすべきかと喧嘩になりがちな韓国。同じく、自分たちの正統性である金正恩抗日闘争と軍の関係でもめる北朝鮮。どことなく、似ている気もします。どちらも、実は正統性やらに自信が無いのでしょう、きっと。

 

 

 

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