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ビラの件、どんどん大きくなりつつあります。北朝鮮は『南朝鮮執権者(文大統領)』と対象を明らかにしながら『月の国の話ばかりしている』と皮肉りました。
南北ともに「月の国」は『別の世界』という意味があります。私もたまに韓国の主張をとんでもないという意味で『異世界転生ライトノベルみたい』と書きますが、似たような趣旨になります。『ムン』だから月にしたのなら、すごいセンスですが(緊張
実はこのビラの件、単にビラの件だけでなく、韓国の対北政策全般に対するある種の確認、踏み絵のようなものだとの指摘もあります。強いて言うなら「性能評価」です。
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<・・最近相次いでいる北朝鮮の対南非難は、北側が南北関係の進展のために多くの譲歩をしたにもかかわらず、文在寅政府が米国の顔色ばかり気にして実質的な動きを見せなかった点に当ててきたものだと解釈される。
北朝鮮の対外宣伝媒体「ウリ民族だけで」は7日、「南朝鮮執権者(文大統領)が南北合意後に一番多く繰り返して口にした文句は『南北関係の善循環(※好循環)の関係』であろう」、「好循環の関係とありもしない話をしながら長い時間を無駄にし、その好循環とやらは月の国でしか通じない、月世界の歌にしかならない」と主張した・・
(※労働党統一戦線部、労働新聞などが相次いで批判してきたことを書いた後)政府は、金与正第1副部長の談話の直後、対北ビラを法的に規制するなど、北朝鮮側に合わせる態度を示したが、効果は無かった。金正恩国務委員長など北朝鮮最高指導部が、対北ビラという単一の事案を超え、南北関係全般の「総決算」を要求しているという分析も出ている。
イム・ウルチュル慶南大極東問題研究所教授は、北朝鮮の本音について「南側に突破口を用意する条件を作ってやったのに、それを活用しなかったという不満を示したものだ」と分析した。イム教授は「これは昨年米朝会談の失敗以降、水面下で一貫して北朝鮮が主張してきた内容でもある。この立場を策定することにより、私たち側に、南北関係で大胆な突破力を発揮するように要求しているのだ」と説明した・・>
https://news.v.daum.net/v/20200608040600689
与党側では、故金大中氏の息子が「寄付金目当てでビラを飛ばしているだけ」と脱北者団体を批判、野党では院内代表が「文政府が金与正に跪いた」とするなど、意見は分かれています。こちらの二つのリンクは、それぞれソース記事への外部リンクになりますのでご注意ください。
1~2年前にも同じことを書いた気がしますが・・いま、北朝鮮は「ボールは韓国側にある」と言っているわけです。その点『だけ』は日本も同じで、韓国に対して「ボールは韓国側にある」としています。ちなみに、米国も「ボールなら数十年前に韓国に買ってやった」としています。ある意味、すごいっちゃすごい状態です。
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