※ブログ表示に不具合があった場合(ツイッター経由でよく起こります)、リロード、またはここをクリックしてください※
韓国には国家報勲処という、国務総理傘下の中央行政機関があります。最近よく出てくる光復会は「独立有功者」遺族の会で、民間組織です。しかし、こちらは「国家有功者」全般を扱う国家機関で、ともともとは朝鮮戦争で亡くなった方々及びその遺族のための団体でしたが、いつのまにか、仕事のメインは反日になりました。
本ブログ、いつだったか、小学校の校門に、併合時代に「親日派を(自分勝手に)処刑した」人を英雄とするポスターが貼ってあって、それが中央行政機関の作ったものだった・・そういうエントリーを書いたことがあります。そういう類のポスターを制作して配るのも、国家報勲処の仕事です。
ところで、その国家報勲処が、『親日派破墓』行事に後援金を出していたことが明らかになりました。ちなみに、親日派破墓は、現行法律では明らかな違法です(国立墓地に埋葬される要件を満たしている)。以下、朝鮮日報の記事から部分引用します。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<国家報勲処が、雲岩キム・ソンスク先生記念事業会の「顕忠院(※韓国の国立墓地)親日派破墓イベント」に2500万ウォンを後援したことが、12日、分かった。
光復会と記念事業会など、いくつかの独立運動団体は、親日履歴がある人士の墓を顕忠院から破墓しなければならないと主張しているが、現行法上、不可能である。このような状況で、顕忠院を担当する報勲処が、破墓イベントを後援する格好となってしまったのだ。
記念事業会は13日、国立大田顕忠院で国家報勲処などの後援を得て、「親日と抗日の現場、顕忠院の歴史を正す」という題のイベントを開催すると発表した。それと共に、今回のイベントでは、破墓パフォーマンスを行う予定だとした。イベントには、共に民主党のチョ・スンレ、イ・サンミン議員の参加も予告された・・>
https://news.v.daum.net/v/20200613030739267
政府内部でも「報勲処が顕忠院での破墓イベントを後援するのは不適切だ」とする意見が出ており、報勲処側も「そんなイベントだとは知らなかった」としながら、団体側に「破墓パフォーマンスはやめて」「国家報勲処が後援したと書かないで」などを要求している、とのことです。いや、そういう問題じゃないでしょうが。
「正義」の名のもとに人を勝手に処刑する人を英雄として子どもたちに教えてきた国家機関。その機関が、人の墓を掘り返すパフォーマンスのイベントを後援。まさに不思議の国のアリランです。
♨ 著書関連のお知らせ ♨
本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。6月7日の産経新聞に広告が載ります!
新刊<「高文脈文化」日本の行間 韓国人による日韓比較論>が2020年5月31日発売です!今回は、『日本語』本です。ふと感じた、この国の一員になるために自分自身に必要なもの。足りないもの。その「もの」に関する私の試行錯誤の記録でもあります。
・新刊「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか(新書版)」が発売中(2020年3月1日)です!借りたお金を返さない心理が、今の日韓関係とそっくりである点を考察してみました。
・他のシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。
・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog