韓国、北朝鮮の談話に「韓国ではなく、米国に向けたメッセージである可能性もある」

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明日は、615南北共同宣言20周年です。2000年6月15日、金大中大統領と金正日氏による首脳会談の共同宣言のことで、それから南北交流の基本となりました。各分野での協力などが明記されており、開城工業団地や金剛山観光なども、基本的にはこの宣言あってこそのものでした。

特に韓国の左派勢力はこの615宣言をものすごく重視しており、明日にも文在寅大統領が演説することになっています。ですが、こんな状況下で何が言えるのでしょうか。タイミング的にも、文在寅氏としては大いに困った、と言えるでしょう。もちろん、北朝鮮もまた、わざとこのタイミングを狙って談話を出したと思うべきです。

 

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でも、そんな状況下でも、昨日の深夜どうやら韓国側はまだ現状を肯定的に見るために頑張っているようです。(今日の0時)あたりから韓国は国家安全保障会議をオンライン会議で行い、対策を論じたと聞いて、何か記事が出ているのだろうかと検索してみましたが・・「ソウル経済」の記事によると、政府の高位当局者は『(北朝鮮の談話は)私たちではなく、対北制裁権を握っている米国に向けたものである可能性もある』と言っています。また、特使を派遣しよう、とも。以下、ソウル経済の記事、部分引用してみます。

 

<・・北朝鮮の武力挑発が実際に行われた場合、2018年平壌首脳会談の最大の成果である「9.19軍事合意」まで水の泡になり、文大統領が追求した「韓半島平和プロセス」自体が根こそぎ揺れる最悪の状況に直面する恐れがある。金与正第1副部長が「形もなく崩れるだろう」と言った南北共同連絡事務所も、文在寅政府の板門店宣言による、南北平和プロセスの計画室でもある。

 

大統領府NSC(国家安全保障会議)は、北朝鮮の正確な意図を分析するために、対北朝鮮ヒューミント(※人的ネットワークによる情報網)を総動員し、対応策に没頭している。大統領府は、国防部次元で韓国軍の準備態勢を強化するものの、北朝鮮との対話の可能性は開けておくという基調を維持すると知られている。

政府当局者は「北朝鮮はもう忍耐力が限界に達したようだ」と言いながらも 、「私たちというより、制裁権を握ったアメリカへのメッセージである可能性もある」と分析した。6.15南北共同宣言20周年を迎える15日、文大統領は、何らかの形で、北朝鮮へのメッセージを出す可能性が大きい。文大統領メッセージの形式と内容の両方に注目したいところだ。一部では、対北朝鮮特使派遣など電撃的な提案が出てくるのではないか、という観測も出ている。対北朝鮮専門家のパク・チウォンダングク大客員教授はこの日、「落ち着いた対応で外交ラインを動かし、特使の派遣を積極的に検討しなければならない」と述べた。>

https://news.v.daum.net/v/20200614141252725

 

文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐官の見解もまた傑作で、キム・ヨジョン氏の談話などは、『南北対話の進展が無いことへの、自我批判としての意味もある』とし、文大統領が急いで金正恩氏と会わないといけない、としています。(国民日報、外部リンクご注意ください)

2年前に北朝鮮が韓国側の特使団を受け入れたのは、それが米国と北朝鮮との対話に繋がると分かっていたからです。いまさら北朝鮮がそんなものを受け入れる理由もないし、受け入れたところで、何かの成果が期待できるとも思えません。さて、明日、文大統領が何を言うのか、どんなメッセージで北朝鮮をなだめるのか。

 

 

 

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