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北朝鮮の件で、一応「対話を諦めないで」としているものの、中国の反応は「私たちは関係ない」というスタンスを強調しています。朝鮮日報が中国大使の発言をまとめた記事を載せましたので、紹介します。
<シンハイミン(邢海明)駐韓中国大使が17日、北朝鮮が開城の南北共同連絡事務所を爆破した件と関連して、「北がなぜそうしたのでしょう(私は知らない)。私は北のスポークスマンでもないし」、「(北朝鮮が)勝手にやったことです」と述べた。遺憾表明や北朝鮮への挑発自制要請・言及はなかった。
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シン大使はこの日、ソウル大国際大学院で開かれた座談会で「事務所爆破について、中国内でその予想や兆候があったのか」という質問に、このように答えた。続いて「韓半島には重要な2つの車輪があり、それをちゃんと回すと、正常的になるでしょう」とし「一つは、北米(※米朝)関係であり、もう一つは、南北関係」とした。また「北米関係で良い成果があれば、韓半島情勢に大きな助けになるだろう」とした。
シン大使は、「南北関係は『血は水よりも濃い』という言葉のように対話を通じて和解と協力を実行すると、国民に安定と平和があるだろう」とした。また、「(南北が)あきらめないで対話を通じて関係を改善しながら、平和を維持してほしい」と述べた・・>
https://news.v.daum.net/v/20200618093537518
どことなく、「米国のせいだ」と言っているような気がするのは、私だけでしょうか。何か良いことなら「中朝関係と南北関係が重要だ」と言ったでしょうに。表向きには民族平等、実際には民族差別(「中華」は差別を必要とします)に走っている中国が「血は水より濃い」と言っても・・
シン大使はまた、「韓中は利益共同体、運命共同体」「ポストコロナ時代に韓中関係をより大きく発展させよう」などと話しました。
北朝鮮は、いつものような過激な発言は無かったものの、「始まりに過ぎない。正義の爆音が止むことはないだろう(労働新聞)」など、措置は続くことを示しました。多分、次は、開城工業団地などに軍が配置されることでしょう。
開城に工業団地を作ったのは、そこに「軍を置かない」という意味が多かったのもあります。開城にあった北朝鮮の砲撃部隊は、韓国の首都防御に大きな脅威でもありましたので。一応、「こんな動きがあります」以外に大きな進展は無く、さすがに少しは様子見モードになったのかもしれません。
最後に、トランプ大統領が北朝鮮制裁に関する行政命令を一年延長しました。
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