ユネスコ世界遺産センター所長、「『約束未履行』は、登載キャンセルの理由にならない」

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京郷新聞の分析も多分に入っていますが、ユネスコ所長が、迂回的に『約束を履行しなかった』は登載取り消しの理由にならない、という意志を明らかにしました。所長は『権限は世界遺産委員会にある』ともしており、これで油断してはいけないでしょうけど、一応、ユネスコ側がこの件で見解を示したのは初めてです。

以下、京郷新聞の記事ですが、引用部分の「正統性」が何の英語を訳したものかは分からないけど、「優れた普遍的価値」はOUV(Outstanding Universal Value)のことで、「国家間の境界を超越し、人類全体にとって現代及び将来世代に共通した重要性を持つ、優れた文化的意義・自然的な価値」のことです。これが無くなったときだけ、登載の取り消しが可能だとされています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<ユネスコ世界遺産センターのメヒチルト・ロスラー所長は25日、韓国政府が最近、ユネスコの日本近代産業施設遺産登録解除の検討を要請したことと関連し、「指定解除の決定は、世界遺産委員会の独自の権限」と「(取り消し基準は)完全性や真正性など『優れた普遍的価値』が消えたとき」と明らかにした。

ロスラー所長はこの日、京郷新聞とのeメールインタビューで、「韓国政府は、日本が世界遺産委員会の決定を遵守したかどうかについての検討(examination)を要求してきた」と述べた。先立って去る22日、カン・ギョンファ外交部長官は、ユネスコ側に書簡を送り、日本が近代産業施設遺産登録当時の約束を履行せずいるとし、登載取り消しが可能かどうかの検討を要請した。

 

ロスラー所長の答えは、世界遺産登録の取り消し権限がユネスコ事務局ではなく、世界遺産条約履行の最高機関となる世界遺産委員会にあるという点を明らかにしながらも、韓国政府が(※登載取り消しの)理由として提示した「約束不履行」は、登録取り消し基準に該当していないことを、迂回的に明らかにしたものと解釈される。

日本が今月初め、東京にオープンした「産業遺産情報センター」から強制徴用歴史を歪曲した事実が確認された後、ユネスコが韓国メディアに直接立場を明らかにしたのは、これが初めてだ・・>

https://news.v.daum.net/v/20200625112046054

 

所長は「日本は約束を不履行した」とも「履行した」とも言い切っていません。韓国は、11月の世界遺産会議でこの問題を議題にしようとしています。昨日は世界日報が「ユネスコが議題にすると明らかにした」という題の記事を載せ、数時間後に題から「議題にする」の部分は削除したりもしました。

 

 

 

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