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このシーズンになるとかならず出てくるニュースが二つあります。「分断の責任は日本にある」と、「朝鮮戦争(韓国で言う韓国戦争、Korea war)のおかげで経済大国になった日本は、再び南北の戦争を望んでいる」というものです。
今朝は、前者の意見を一つ見てみます。1995年10月23日、ダングック大学の理事長が書いたもので、文化体育観光部が運営する『大韓民国政策ブリーフィング』というサイトの、「国政新聞アーカイブ」にあります。
以下、部分引用してみます。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<朝鮮半島分断の責任問題をめぐり、大韓民国政府と日本政府の間で最近議論が行われている。朝鮮半島分断の責任が1次的に日本にあるという韓国政府の主張を、日本政府が否定したことで、この議論は始まった。
筆者は早くから朝鮮半島分断の1次的責任が日本にあるとの見方を明らかにしてきた。朝鮮半島が分断された背景を見れば、そのような結論は自明に誘導されるものである・・
・・改めて強調する必要すら無いだろう。朝鮮半島の分断は、連合国の戦後処理の過程で発生した一つの産物であった。
朝鮮半島が日本帝国主義の植民地ではなかったなら、連合国の戦後処理の過程で扱われる必要も無かったし、連合国の戦後処理の過程で扱われなかったら、連合国の最終決定としての分断もなかっただろう。この点だけでも、私たちは朝鮮半島分断の1次的責任を日本帝国主義の朝鮮半島植民地化から見つけることができるだろう・・
・・日本は1945年初めから、朝鮮半島に駐留していた日本軍の作戦区域を複数回にわたって再調整したところ、概ね北緯38度線を境に、その以北の日本軍は関東軍の指揮を受けてソ連軍に対抗して、その南の日本軍は、大本営の指揮を受けて、米軍に対抗するという概念が大きく作用した。このように見ると、朝鮮半島の38度線での分割は、日本軍の作戦配置と関連しているのだ。
それでは、日本は、なぜこのような作戦区域を構想していたのだろうか?日本は敗亡する瞬間にも、朝鮮半島の弱体化を図ろうしたのだろう。だから、朝鮮半島分断の原因を提供したかったのだ、そう思われる。
第二次世界大戦が終わった後、アジアで分断されるべきだった国は、日本だった。ヨーロッパでの戦争挑発局ドイツが分断れたように。アジアでは、戦争挑発国日本が分断されるべきだった。ところが、日本は分断されず、無念なことに朝鮮半島が分断された。歴史のパラドックスとする。>
http://korea.kr/archive/governmentView.do?newsId=148746850&pageIndex=1
これ、教科書などにはまだ載っていないので、細かいところは人によって少しずつ違ったりもしますが、基本的には、韓国では正論扱いとなっています。『併合だった』と言えない理由の一つでもあります。余談ですが、2018年だったか2017年だったか、鳩山元総理も同じことを話したことがあります。
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