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「インフォメーション」には告知しておきましたが、最新エントリーのほうにも「今日は夕方まで更新ありません」と書いておくべきでした。ちゃんと告知せず、申し訳ございません。
カン・ギョンファ外交部長官が記者会見でいろいろ話しましたので、よくまとめられている記事から部分引用します。
基本的に、日本に対しては「いつでもGSOMIA終了する」、北朝鮮に対しては「米国は北朝鮮と対話する意志がある」、香港保安法に関しては「戦略的曖昧さ」です。特にG7問題に関してちょっと書きたい内容があったので、引用終わってからその部分に触れて〆たいと思います。
(ここから「続きを読む」の後になります)
<カン・ギョンファ外交部長官が強制徴用賠償と日本の輸出規制問題について、韓日間の立場差が大きいとし、日韓軍事情報保護協定(GSOMIA)をいつでも終了させる権限がある前提の下、立場を整理していると明らかにした。北朝鮮と関連しては、「米国は対話する準備ができている」とし、北米・南北対話再開のために全方位の努力を展開するという意志を強調した・・
・・ドナルド・トランプ米国大統領の主要7カ国(G7)会議招待と、中国を孤立させるための米国の経済繁栄ネットワーク(EPN)提案に対する質問に、カン外交部長官は、「新型コロナウイルス感染症(コロナ19)状況で、韓国が国際社会に先導的模範を見せてただけに、G7会議の議論に貢献できる部分は多い」とし、「EPN構想は、米国内の具体的な議論の動向と他の国の対応を見て立場を整理する」と述べた。
米中葛藤の中、韓国の外交戦略の方向と中国の香港国家保安法通過の立場を問う質問には、「私たちの基本的な外交政策は、韓米同盟を中心に、中国との関係も調和発展させていくこと」とし「香港が一国二制度の下、高度の自治を享受しながら、安定と発展を続けていくことが重要である」とマニュアル的な回答のみ出した・・>
https://news.v.daum.net/v/20200702125648092
ちなみに、最後の部分を、韓国では『戦略的曖昧さ(전략적 모호함、または전략적 애매함)』と言います。
もちろんこれは「見方の一つ」でありましょうけど、最近、韓国が「日本がG7に反対しているー」と騒いでいる背景には、「K防疫」という幻想があります。韓国には、韓国のG7参加を、そのまま「K防疫の成果」とする考えがあるからです。言い換えれば、韓国は、今回の「日本がG7に反対している」件を、厚生労働省の性能評価発言と同じような流れとして捉えています。
実はG7招待って、中国との立場を考えると韓国としてはマズイのではないか、そんな意見も無くはないですが、意味がありません。「K防疫の韓国こそG7に相応しい」とする考えが強すぎるからです。
ある意味、韓国にとっては、K防疫というものが決して幻ではなかった。あれは本物だ。G7がその証拠だ、ということになっているわけです。今回カン長官が急に防疫関連の話を言い出したのも、同じ類のものです。
最後に、これはソース記事は関係なく、最近の韓国側のG7関連記事のことですが・・G7に他の国を招待してゲスト参加させるのは議長国が決める問題であり、別にアメリカが韓国など非会員国を招待したければすればいいだけのことです。日本が反対しているのは、「今回のG7招待」ではなく、「G7の枠をG9やG10に拡大すること」です。
今回のゲスト国招待が、そういう意図のもとに行われるものなら、それはやめたほうがいい、というのでしょう。枠の拡大は、議長国だけでなく、G7会員国全てが同意しないといけません。だから菅官房長官が「G7会員国全てが反対している」とも話したのでしょう。
にもかかわらず、韓国側では、今回のG7(ゲスト招待)に韓国が応じるだけで、日本の狙いを潰すことができる、と思っている人も多いようです。韓国がゲスト参加しようがしまいが、そこで『性的少数者どものプライバシーぶっつぶしながらK防疫頑張ってるよ!」と文在寅氏が言っても言わなくても、この論争で韓国が(韓国式に言うと)『日本に克つ』ためには、G7の枠を拡張し、そこに韓国が入る必要があります。それが、果たして可能なのでしょうか。
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