韓国の総理「憲法改正で首都移転可能」「ソウルは浅薄な都市」

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盧武鉉大統領の夢でもあった首都移転が、また話題になっています。ついに国務総理が「憲法改正で首都移転も可能になる」「ソウルのような浅薄な都市にはしない」などと話しました。ちなみに、最近この手の話が出てきてから、セゾン(首都移転予定地)の不動産価格が急騰しています。セゾン市は、盧武鉉氏の頃に首都にしようとしたものの、憲法裁判所が「ソウルが首都だという慣習があるからダメ」と判断しました。それで「行政首都」とか言って、行政機関の一部をセゾン市に移転しました。該当部署公務員たちが急にセゾン市がある忠清道まで引っ越すハメになったりしました。

まず、京郷新聞から部分引用します。外部リンクですのでご注意を。

 

(PCの場合、ここから「続きを読む』の後になります)

<イ・ヘチャン 共に民主党代表が24日、「改憲をして首都移転の規定をおくと、大統領府・国会も世宗(※セゾン市)に移転が可能である」と述べた。それとともに2004年行政都市移転は「憲法裁判違憲決定は明らかに間違いだったが、不服が不可能だった」と話した。イ代表が行政都市移転のための改憲論を公にするのは今回が初めてだ・・(ソース記事:京郷新聞、外部リンクです)>

憲法改正でどういう規定を作るのかというと、『韓国の首都はセゾンだ』と書いておく、だそうです。いや、そんなんでいいのでしょうか。明らかに首都機能はソウルにありますが。

 

しかも、ソウルのことを「浅薄だ」と話しました。これもまた、「悪いと言うな、劣っていると言え」の一例なのでしょうか。ここからはチャンネルAです。

<イ・ヘチャン共に民主党代表が、今日、このような発言をしました。「ソウルのように浅薄な都市を作ってはいけません」。行政首都の必要性を強調して講演での言葉です。カン・ビョンギュ記者が報道します。

[レポート] イ・ヘチャン民主党代表は、セゾン市の講演で、漢江(※ハンガン)にマンションが並ぶソウルを浅薄な都市だと言いました。[イ・ヘチャン共に民主党代表]「ソウルの漢江で船に乗ると、マンション団地ばかり。あれはいくらだ、あれはいくらだ・・私たちは、漢江にマンション団地しか無い、そんな浅薄な都市を作ってはいけません」

それとともに、「品位があって成熟な都市を作っていかなければならないのに、世宗市は10年を無駄にした」と指摘しました・・(ソース報道:チャンネルA、外部リンクです。動画再生にもご注意を)>。

 

まさかとは思いますが、これでソウルの不動産価格が下がると思っているのでしょうか。替わりにセゾンが上がるだけだと思いますが・・・もう一つ、これはちょっとした陰謀論みたいな話ですが、

セゾン市は忠清道というところにありますが、忠清道は韓国(朝鮮半島の南半分)のちょうど中央にあります。盧武鉉氏の首都移転計画が、連邦制統一後の南側の首都を作るためのものではないのか・・そんな話もあります。ちなみに、北朝鮮もつい数年前まで「北朝鮮の首都はソウル(南朝鮮に違法占拠されている)」とし、平壌は『革命首都』ということにしていました。いまは憲法改正で平壌を首都にしたという話もありますが、詳しい情報ではありません。

どのみち、首都移転の大義が『ソウルは浅薄だ』で、『品位があって成熟な』ものを新しく作るため、と。実に韓国社会らしい見方です。

 

 

 

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