韓国、GSOMIA自動延長期限(23日)まで何もせず?「いつでも終了できるから」と言い訳

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読み終わってから、頭の中がぼーっとする記事がありました。なんというか、普通に引用してもうまく意味が伝わらないと思うので、これから再構成してみます。元ソースは聯合ニュースの記事です。

昨日(4日)外交部のブリーフィングにて、ある記者がこういう質問をしました。「GSOMIA終了(韓国では破棄ではなく終了と言います)のためには、今月末に日本に終了するとの意思を再び通知すべきなのか」。

記事には「終了するとの通知」となっていますが、詳しくは「自動延長の前にもう一度日本に『終了猶予状態だ』と通知するのか、それともこのまま自動延長にするのか」という意味だったのでしょう。GSOMIAは基本的に、日韓どちらかが延長に反対しないかぎり、自動延長となります。GSOMIAは11月22日までとなるので、自動延長を止めるためには、三ヶ月前となる今月23日まで、韓国が日本側に何かの通知をする必要があります。タイミング的に、その時期を意識しての質問だったのでしょう。

すると、外交部のキム・インチョル スポークスマンが、こう答えました。

 

(PCの場合、ここから「続きを読む』の後になります)

「ウリ政府は、昨年11月22日、いつでもGSOMIAの効果を終了させられるという前提の下、GSOMIA終了通知の効力を停止した」、「日本の輸出規制措置の撤回の動向に応じて、この権利(いつでもGSOMIAを終了できる権利)を行使するかどうかを検討していく」、「GSOMIA協定を1年ごとに延長するという概念は、現在、適用されない」。

 

すなわち、「いつでも終了できる権利がある。追加の通知は必要ない」「だから、1年自動延長という概念ももう存在しない」と言ったわけですが・・いや、これ、ちょっとおかしくないですか? 日本、そして日米の観点からすると、韓国側が8月23日まで何も通知しないと、日韓GSOMIAは「1年自動延長された」ことになります。それを「いつでも終了できるから通知しない」とすると、いつまでも自動延長されることになります。これって、韓国側が「終了しない」と言っているのと同じではないでしょうか。

 

さすがに聯合ニュースも呆れたのか、<・・韓国が昨年11月に「終了通知を猶予する」措置をしたから、過去のように1年延長の方式はもう利用できず、韓国が望むタイミングでいつでも終了することができるという意味だ。しかし、一部では、日本がこのような韓国の考えを受け入れるのか、不透明であるとの観測もある・・>としています。観測も何も、日米からすると、記事で言う「権利」など、韓国が勝手に主張しているだけです。何も言わないなら自動延長に決まっているでしょう。

 

去年の韓国側の主張どおりなら、遅くても今年4月にはもう終了になったはずの、日韓GSOMIA。「いつでも終了できる。それは私たちの権利だ」としながら、韓国政府内ではすでに自動延長に方針が決まっているのではないでしょうか。まるで、学校で先生に怒られた小学生が、「ぼくはいつでも家に帰れる権利がある」としながら、実際は授業が終わるまで教室に座っている、そんなシチュエーションのようです。ソース記事は聯合ニュースでした。いつものことですが外部リンクにご注意を。

 

 

 

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