済州島の光復節記念式、破綻・・『独立軍討伐した者が国立墓地に眠っている』に知事が激怒

現役国会議員だった頃に、横田めぐみさんのお父さんに「日帝に連れて行かれた数十万の朝鮮人『めぐみ』を忘れるな」と手紙を送ったこともある、キム・ウォンウン。いまは韓国の英雄である独立有功者及びその遺族の会である「光復会」の会長として、大きな影響力を行使しています。そのキム・ウォンウンの記念辞のせいで、済州特別自治島(済州島)の光復節記念式典で、大きな騒ぎがありました。

 

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<・・済州島はこの日、済州市のジョチョン体育館でウォン・ヒリョン島知事、独立有功者、遺族、光復会員など90人余りが参加し、光復節記念典式を開いた。

キム・リュルクン光復会済州島支部長が代読した、キム・ウォンウン(金元雄)光復会長の祝辞が、問題の発端だった。キム支部長は「李承晩は親日派と結託した」、「安益泰(※国歌の作曲者)は民族反逆者だ」などの内容が盛り込まれた金元雄会長の祝辞を、そのまま読んだ。そこには「顕忠院(※国立墓地)には独立軍討伐の先頭に立った者も眠っている」「大韓民国は民族反逆者を正しく清算できなかった唯一の国」などの内容も含まれていた。

 

 

すると、ウォン知事は、あらかじめ用意していた祝辞の原稿を読まず、その内容に反論する内容の演説を行った。ウォン知事は「決して同意できない、偏った歴史だけを記念辞だと書いて光復会済州支部長に代読させるとは、非常に残念である」、「済州島の知事として決して同意できないと明らかに言っておく」とした・・

・・光復会員などの参加者は、ウォン知事に「なぜ親日を擁護するのか」「理念的な発言をしていてはいけないだろうが」と反論した。会場では大声も聞こえた。一部の参加者は、ウォン知事の発言に抗議し、会場から出ていき、済州の光復節式典は正常に行われなかった・・(ソース記事:朝鮮日報、外部リンクにご注意を)>

 

 

この件で野党側からは「キム会長が暴走している」と非難する声が多かったものの、与党側の議員たちはキム会長を擁護しました。これは中央日報の記事(※同じく外部リンクにご注意を)からの部分引用ですが、ファン・ヒ 共に民主党議員の主張が特に印象的でした。

「親日清算しようと言ったのに、何であんなにまで不快感を堂々と顕にするのかわけがわからない」とし「『パルゲンイ(共産主義者)』の半分の半分だけでも親日清算の意志を持っているなら、せめて今日一日だけでも黙っているのが光復節の礼儀だろうが」・・・確かに、韓国では『礼儀』とも言えますね。こういうのが。反論は無礼なことですから。

 

 

 

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