日韓の間の企業人の往来が、緩和されるとのことです。一部のマスコミは「両国関係改善のきっかけになる」と報じていますが、聯合ニュースは『経済的必要性によるもので、そういうものではない』と報じています。早ければ来週に発表されるという合意案、どんな内容なのか、聯合ニュースの記事から簡単にまとめてみます。
・観光客は除外、企業人だけ
・人数は制限する(詳しい人数は記事に書いてありません)
・日本(韓国)で出国前に『新型コロナ検査で陰性』と『韓国(日本)のどこで滞在するのか』を証明できる書類を提出
・韓国(日本)に到着してから再検査。この検査でも陰性の場合、2週間の隔離を免除する
・・・ということになります。ここからは部分引用してみます。
<・・4日、複数の外交筋によると、韓日両国政府は、今月中に企業人の入国制限を緩和することにした交渉を事実上妥結、合意文案を調整していると伝えられた。両国政府は、早ければ今週具体的な合意内容を公開するものと見られる・・・企業人のみを対象とした今回の交渉で、その数を限定し、入国を許可する数は徐々に拡大していくことに合意したことが分かった・・
・・出国前に受けたコロナ19の検査で陰性であると証明する確認書と、滞在場所を証明できる書類などを提出し、相手国に到着直後の検査で再び陰性が出ると、2週間の隔離が免除される方式が適用される見通しだ・・・両国は今でもコロナ19が引き続き発生する状況であることをを考慮し、観光客の往来は交渉対象から除外したという・・
・・一部では、今回の交渉妥結が日本の菅義偉 新任総理内閣の発足とかみ合って、両国関係改善の機会となるか注目している。しかし、外交家たちの間では、今回の企業入国制限緩和合意は両国の経済的必要性に応じたもので、政治的な関係に与える影響は限定的だろうとの見方も出ている>
もともと「防疫」を理由に入国を制限した以上、いつまでも往来を制限することは出来ないでしょう。とはいえ、(観光客の)ビザ免除措置だけは、このまま廃止されればいいのですが。
オリンピックがあるし、いまはまだ(現金化問題など両国関係を考えると、あくまで『まだ』ですが)韓国からの観光客のビザを復活させるほどの名分は足りません。推移を見守っていきたいと思います。
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