5月にも同じ趣旨のエントリーがありましたが、書き加えてもう一度エントリーします。共に民主党には『キム・ジンピョ』という国会議員がいます。10年ぐらい前から慰安婦や慰安婦像関連で特に力を入れてきた人で、最近は日本の対韓輸出管理(韓国で言う輸出規制)関連でも目立っています。以下、時系列に合わせていくつか紹介してみます。
まず、2011年デイリー中央の記事です。<キム・ジンピョ民主党院内代表は、日本政府が日本大使館前に建てられた慰安婦平和碑(※慰安婦像のことです)の撤去を要求したことと関連し、「日本政府は、慰安婦問題について目を閉じている自分たちの非良心から撤去しなければならない」と一撃を加えた。去る14日、日本大使館前では、日本軍従軍婦被害に対する日本政府の公式謝罪と賠償を要求する水曜集会が開かれた。公式集会だけで1000回目だ。 500人余りが参加したこの日の集会で、韓国挺身隊問題対策委員会は、日本大使館の前に慰安婦平和碑を設置した。すると、日本政府が撤去を公式要請したのだ・・
・・キム院内代表は、「民主党の努力で国会で日帝被害者支援のための基金設立の根拠を用意したが、最も重要なのは、日本政府の公式謝罪と補償だ」、「政府は従軍慰安婦はもちろん勤労挺身隊おばあさんと日帝被害者の補償問題に、より積極的に乗り出さなければならない」と強調した>
慰安婦合意の後となる2017年には、こんなこともありました。ニューシースの記事です。
<日本政府は、ムン・ジェイン政府が「慰安婦被害者追悼の日」を制定することにしたのに対して、公式抗議したと産経新聞が20日報じた。新聞によると、日本政府は、韓国政府が「国政運営5カ年計画」で2018年慰安婦追悼日を作ると表明したことに、前日、外交ルートを通じて韓国側に抗議を伝えた。国政運営計画は2019年慰安婦問題に関する研究所創設、2020年の「歴史館」の建設を推進する方針も盛り込んでいる。日本政府は、韓国側に「慰安婦に関する日韓合意の趣旨に反する」との合意を着実に履行することを重ねて求めた新聞は伝えた・・>
このとき、この国政計画を主導し、発表したのが、国政企画諮問委員会です。そして、その委員会の委員長がキム・ジンピョ議員でした(ソース記事に明記されています)。
2019年7月、日本が韓国に対して輸出管理を厳格化した後には、こう話しました。『安倍の無茶・・慰安婦、徴用工を国内政治に利用するためのもの』という題の、時事フォーカスの記事です。
<共に民主党内でも『経済通』として知られているキム・ジンピョ議員は5日、日本の半導体素材の輸出規制について、「今回の対策によって、日本企業も大きな被害を受けることになる」とし「周辺諸国と一緒に日本に圧力を加えると、この問題は解決できる」と診断した(※キム議員はベトナムを訪問して同じ趣旨をアピールしましたが、ベトナムからこれといった反応はありませんでした)。キム議員は、KBSラジオ「キム・ギョンレの最強時事」に出演して「私たちはまず最初に、GATT(関税及び貿易に関する一般協定)とWTO(世界貿易機関)に提訴を準備する一方、国際協調を強化する必要がある」と述べた。
彼は「日本の安倍晋三総理がなぜこのように無理をするのかというと、最近の世論調査で、日本の自民党が参院選でとても不利になっているからだ」とし「それを心配して、韓日間の慰安婦問題や徴用工問題でもたらされた葛藤を国内政治的に利用しようとしているのだ」と説明した・・>
で、このキム・ジンピョ議員ですが・・韓日議員連盟の新しい会長に正式任命されました(5月から事実上の決定という話がありましたが、公式選出は6日の予定です)。
<共に民主党キム・ジンピョ議員が、国会韓日議員連盟の新しい会長を務める。昨年、日本が韓国をホワイトリスト リストから除外し本格化された「不便な関係」が、菅義偉総理就任後も続いている中、キム・ジンピョ議員の韓日議員連盟会長選出を契機に両国が関係回復の糸口を見つけることができるか注目される・・
・・韓日議員連盟の関係者は「韓日議員連盟は、単純な議会交流だけでなく、政策的な機能を実行してきただけに、両国関係の改善と関連して、適切な役割をすることができる」、「額賀福志郎議員を会長とする日韓議員連盟側でも、政府・与党内で影響力を持つキム・ジンピョ議員が会長に選出されたことについて、かなりの関心を持っている」と説明した(ソース記事:京畿日報)>
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