カン・ギョンファ氏が、急に『日本がゴールポストを動かしている』と熱く語りました。何があったのか、いくつかの記事をつなぎ合わせると見えてきます。まず、京郷新聞の記事から見てみましょう。
<カン・ギョンファ外交部長官は7日、日本の輸出規制(※対韓輸出管理見直し)措置が緩和されないでいることについて、「日本がゴールポストを変えている」と述べた。カン長官はこの日、国会の外交統一委員会の国政監査で、「日本が一方的・電撃的に輸出規制措置を取りながら、三つの問題点を提起し、我々は積極的に会話に取り組みながら解決してきた」と述べた。カン長官は「私たちが努力をしていないのではなく、日本がゴールポストを変えている」とし、「日本の反応がないことは残念だが、続けて努力する」と述べた・・>。
国政監査(国会が各政府機関を監査すること)で、昨日は外交部の番でした。そこで『私たちではなく日本が問題だ』と長官自ら強力にアピールしたわけですが・・実は彼女、大ピンチでした。まず、文大統領の終戦宣言の件を何としても擁護しなければならないこと、北朝鮮によって射殺された公務員について『知らなかった』外交部の責任に言い訳すること、夫さんがアメリカでヨットを購入して叩かれている件について。どれも決して簡単ではない仕事です。実際、彼女は今日、結構叩かれました。
ヨットの件は、「夫は私の話なんか聞いてくれる人ではない」と話しました。本人は言い訳のつもりだったかもしれませんが、記事によると『国政監査に参加した国会議員たちが呆れて笑い出した』とのことでして。実はこの前、主に与党側が不動産複数所有(政治家が高価の不動産を複数所有している件で)の件で『家を売れ』と勧誘していた頃、一部の政治家たちが『私のしらないうちに、妻が買っておいた』というふうに、『妻のせいだ』なニュアンスで解明し、話題(?)になったことがあります。今回は、それの夫バージョンになってしまったわけです。前にも書きましたが、私はこの件は別にそこまで叩かれる事案ではないと見ています。しかし、韓国ではまだまだ炎上状態が続いています。この部分はファイナンシャルニュースの記事です。
次、北朝鮮及び終戦宣言については、このように話しました。こちらも京郷新聞の記事です。
<・・カン・ギョンファ外交部長官は、外交統一委員会の国政監査で、(※北朝鮮の射撃で死亡した)Aさんの実兄が、国連側に公式調査を要請したのと関連し、「国連への調査要求は、私たちが事実をもっと入念に把握した後に、諸事項を考慮してから行う必要があり、国連人権事務所も南北共同調査を勧告した」と述べた。彼女はた、「遺族の痛みは十分に癒し、事実関係を確認しなければならない」と述べた。カン長官は(※文大統領が国連総会演説で言及した)終戦宣言について、米国との観点の違いがあることを認めながら、「お互いの立場に対する理解の幅を続けて広げている状況であり、多くの共感が形成されている」と述べた>。
北朝鮮についても終戦宣言についてもオットさんについても、どうみてもちゃんとした返事になっていません。彼女が急に「日本がゴールポストを動かしている(グワッ」と熱弁を振るったのは、他の案件へのカバーのつもりだったかもしれません。反日は万能ですから。すべての案件を中和できます。
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