31運動関連公判記録・・『参加しないと踏み◯してやる』という両班の脅迫

聯合ニュースホームページには残っているけど、NAVERやDAUMなどのポータルサイトでは検索してもヒットしない(引用した個人ブログなどはヒットしますが)、妙な記事があります。「31運動、示威参加に『脅迫』もあった」という題の記事(2009年3月20日)です。11年前のものだから古い記事なのかどうか微妙ですが、紹介します。ちなみに、引用部分のチョン教授の主張は、『31運動によって初めて民衆という概念が出来た』とする主張への反論となります。韓国では、韓国が31運動で始まったという説を支えるため、31運動によって初めて民衆という概念ができた、という主張があります。31運動というのは3月1日のデモだけでなく、それからしばらく続いた各地の独立運動すべてを含めた概念です(どんな実績があるかは微妙ですが)。それらの運動に参加するようになって、朝鮮の民はやっと『民衆』になれた、と。言い換えれば、最初から『日本(併合)の民衆』ではなかった、という意味です。

 

<・・チョン・ジョンファン成均館大教授は、(※2009年3月)20日、成均館600周年記念館で開かれた「3.1運動90周年記念・国内専門家の集中討論会」にて、発表文「所聞・訪問・新聞及び檄文:3.1運動時期のメディアと主体性」を介して、3.1運動当時、一部の知識人たちが無知だった一般民衆に、示威(31運動)に参加しろと脅迫した事実に注目した。

チョン教授は、当時の裁判記録を見ると、起訴された被告人のうち「無識者」は、「有識者」の扇動によって31運動に参加したと述べ、「有識者たちの扇動は、『万歳(マンセー)を叫ばないと踏み殺してやる』、『お前の家を燃やしてやる』という脅迫に基づいている」と主張した。

 

チョン教授は「脅迫は、主に村の有志など識者層によって行われたもので、その対象は、特に無知な人たちだった」と付け加えながら、「政治において責任を取らない世界に住んでいた彼らは、まだ『民族』としても『民衆』としても、形成されていなかったのではないか?」と、慎重に「3.1運動で民衆誕生」に反論した。チョン教授は、このような事実が「巨大な敵と対抗する『運動』の焦りがいつも呼び起こす雑音のようなものだと考えることもできるが、脅迫というものは連帯でも接続(※繋がり)でもなく、無条件的な動員、むしろ脱・接続だという点で、3.1運動を通じて民衆が誕生したと見るのは難しい」と迂回的に指摘した。

チョン教授はまた、崔南善(チェ・ナムソン)が作成した「独立宣言文」と関連して、「抽象的な内容と、非常に衒学的(※自分の学を自慢する)で姑息な文体であり、完璧な(?)漢主国従」表記だったと説明しながら、「このような宣言で、果たしてどんな民衆を組織できただろうか?」と疑問を投げかけた・・>。

漢主国従とは、ハングル(国文)を漢字(漢文)より劣等なものとし、まず漢文で書き、漢字の読み方(音)表記だけをハングルで付ける書き方です。あと、『踏み殺す』ですが、日本ではどうなのか分かりませんが(日本では聞いたことがありません)、韓国では、相手を虫けら(踏む)に喩えての脅し表現として、たまに出てきます。さすがに一般的な会話では耳にしませんが、相手を極めて『下』と見下す場合、または自分が圧倒的に『上』にあると判断した場合に使います。

 

ソース記事では「裁判記録」がどんなものだったのかこれ以上の説明はありませんが、詳しいソースが確認できたのが一つだけあります。ネット情報頼りの個人レベルでこういうのが見つかったから、探してみればもっとあるかもしれません。公判請求書で、「国史編纂委員会」データベース、独立運動関連資料アーカイブに残っています。読みづらかったので、人の名前には「」を入れました(さらに読みづらくなった気もしますが)。引用して終わりにします。

 

<・・控訴事実: 被告「權寧震(異名 權寧大)」・「權泰容」・「卞敬宰(異名 卞相泰)」・「卞相攝」・「黃泰益」は、共謀した後、大正8年4月3日、旧節日を期して、朝鮮独立運動を図り、昌原郡・鎭田面・鎭北面の各里の区長に勧誘し、大群衆團を組織、先に「權寧祚」などが鎭東憲兵駐在所に引致された復讐も兼ねて、その駐在所などを襲撃するために、被告 「權寧大・卞相泰・卞相攝」は同月2日正午頃、鎭田面良村里土地の開墾場から約7・80人に対し、その運動(※31運動)に参加しろ、参加しないのは朝鮮人ではなく、犬の子息だ。後で酷い目を見るだろうと扇動・勧誘し、被告「權泰容」は、その月2日午前、鎭田面栗峙里 「金順三」の家で、被告「金永鍾」に同じ趣旨を言い、その運動に参加することを勧誘、被告「金永鍾」は「權泰容」の意を受け、その月3日の朝、自分の家で旧韓国国旗を作成、「金鳳祚」外29人を率いてその集団に参加し、「卞相憲・卞相攝・卞相述」は、その月2日の朝、鎭田面鳳岩里で食堂をやっている「朴永燮」の家で、区長「具守書」に、その里の民の中で、その運動に参加しない人は、その家屋を破壊し、踏み殺してやると脅迫・扇動・勧誘し、被告「具守書」は、その扇動によりその月3日、里の民 約10人を率いて、その運動に参加し、被告「卞相泰」と「黃泰益」はその月1日、被告「卞又範」の家に行って、その運動に参加し、また、旧韓国国旗を作成ことを勧めており、被告「卞又範」はこれにより、住む村の書党(※勉強するところ)で国旗を作って里民に配布し、被告「黃泰益」などにその旗を作成することを勧誘、また一緒に、これを作成・配布し、そして被告「相攝・相述・守書・相憲・永鍾・又範」はすべて約1千5百人の群衆と一緒に、その面・里で朝鮮独立万歳を高く叫びながら行進し、鎭東憲兵駐在所に押しかけ、投擲、その他暴行で、警戒要員でその駐在所勤務の憲兵伍長「川上淸太郞」の後頭部その他、憲兵伍長「澁谷七次」の右膝、憲兵補助員「沈宜震」の腰の左側に負傷を負わせ、騒ぎを起こしたので、仕方なく発砲、暴民に死傷者を出すに至り、やっと解散したものである。以上>

 

 

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