以下、すべて韓国側の記事によりますと、WTO事務局長の件、昨日の時点では、全加盟国合意に失敗したようです。WTOがンゴジ・オコンジョ・イウェアラ氏を事務局長に公式推薦した後に、米国が「私たちは韓国候補を支持する」と発表したからです。WTO会議でも、米国はナイジェリア候補支持を拒否したと言われています。
ただ、昨日もお伝えしましたが支持率(国数)の差が大きいし、WTOもイウェアラ氏に事務局長就任を提案、推薦した後です。このままコンセンサス(全加盟国がイウェアラ氏を事務局長にすると合意するプロセス)に失敗して投票までいくとなると、そしてその結果韓国代表が勝つなら、ナイジェリア及びアフリカの国々が黙っているはずはありません。
韓国側の一部のマスコミは「これで勝てる!」と興奮していますが、また一部では「支持の差が予想より大きかったため、難しい。全加盟国を説得できるはずはない」と指摘しています。個人的にも、「もう難しいのでは」と思っています。もしこの件が投票まで行って、万が一韓国候補ユミョンヒ氏が勝つと、アフリカがWTOから離脱する動きを見せる可能性だってあるでしょう。
で、もう一つ、紹介します。これはまだ各国の支持結果が出る前の、昨日の夜のMBCの報道です。
<・・(記者)まだどの候補がリードしているかは公開されていません。しかし、MBCの取材結果、悲観的だと思われます。先にWTOは加盟国を対象に最終候補に上がったユ・ミョンフイ本部長とナイジェリアのオコンジョ・イウェアラ氏に対する選好度を調査しました。WTOの議長団がこの評価調査結果を韓国大使、ナイジェリア大使に通知し、面談を行ったと言われています。今夜11時頃には、加盟国にも調査結果を通知する予定です。しかし、通常、この結果は、外部的に公開されません(※あっさり漏れました)。163カ国全体の合意を通じて事務総長を選抜する方式なので、評価調査で多くの票を得てもすぐに当選されるわけではありません。差が大きい場合は、「~候補が事務総長に適していると考えている」とし、他の候補に事実上の辞退を勧告することになります(※いまがちょうどそんな状態です)。しかし、支持率の差が大きくなければWTO議長団は最後の協議作業に入ります。ナイジェリア側は既に100票以上確保したと主張しています。
(アンカー)政府は、最終選出過程で終盤逆転劇を狙うという戦略のようです。しかし、これまでユ本部長を落選させようと、日本の妨害工作がひどかったそうですね・・
・・(記者)そのとおりです。日本は積極的に有本部長落選運動を展開したそうです。一部の国には支持撤回を圧迫するまでしたと言われています。といっても、米国がユ・ミョンフイ本部支持しているだけに、日本が最後まで反対することはできないと思われます。懸念していた中国も「拒否権」は行使しないと伝えられました。政府は、票差が大きくない場合、来月7日の最終選出日まで韓国支持票をより引き込むという戦略です・・>
いつもの、私見(という名の邪推)ですが・・・結果が悲観的だと分かった途端、出てきたのは『ナイジェリア候補が幅広い支持を得たようだ』ではありません。『日本の妨害工作がひどかったそうだ』です。MBCはこの時点で、すでにユ氏が負けることを知っていたのでしょう。そこで、「日本のせいだ」を強調しておいたのではないでしょうか。最後に、「日本の落選運動がひどかった」と「米国が支持するから日本は反対できない」は矛盾していると、番組関連者の誰でも気づかなかったのでしょうか。
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