韓国、民間病院に行政命令・・『重症患者病床の20%を新型コロナ患者に使え』

韓国政府が、国立大学病院、民間の上級総合病院(※重症患者への治療能力を認められた指定病院のことで、全国に42院あります)に対し、『全体病床の1%を、新型コロナ重症患者のために使え』という行政命令を出しました。でも、現場の話だと、『結局は新型コロナ重症患者を受け入れろというわけだが、全体病床の1%だと重症患者病床の20%になる』とのことでして。上級総合病院の病床は、全国から集まった重症患者で、いつもほぼ満員状態です。彼らの20%が追い出されることになります。他の疾患による重症患者たちはどこへ行けばいいのか、それが問題です。以下、聯合ニュースから部分引用します。

 

<<政府が、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)拡散により重症患者病床が不足すると、上級総合病院と国立大学病院などを対象に、初めて病床確保行政命令を下した。19日、医療界と地方自治体などによると、中央事故収拾本部は、前日「コロナ19重症患者専用の治療病床の確保命令」という公文書を各自治体などに出した。

中央収拾本部は公文書で「最近全国的にコロナ19確診が増加するにつれて、重症患者を治療可能な病床の確保が重要な状況」とし「上級総合病院、国立大学病院を中心に重症患者専用の治療病床を迅速に確保しようとする」と明らかにした。

具体的には、上級総合病院は、医療機関の許可病床数の少なくとも1%、国立大病院は許可病床数の1%以上をそれぞれ確保し、重症患者を治療する専門病床として確保するように命令した・・

 

・・一部では、医療現場の状況を正しく知らない措置だと批判が出ている。医療界のある関係者は、「政府が民間上級総合病院と国立大学病院にほぼ同じ(数の治療病床の確保)の要求を命令した。「少なくとも1%」と「1%以上」って結局同じこと言ってるじゃないか」と指摘した。この関係者は、「既存の上級総合病院の、癌の患者や心血管・脳疾患などの重症患者はどこへ行けというのか」とし「上級総合病院の重症患者室はいつも満員だ。全体病床の1%に相当する重症患者室といえば、重症患者室全体の20%以上となる」と批判した>>

 

冬ですから・・血管関連の重患者が増える時期でもあります。毎日数字が発表される重症患者と、そうでない重症患者。昨日の『急に基準を変える』から考えると、やはりその差が決定的ではないのか。そんな気もします。また、入院待機中にさらに2人が死亡、8人(急に変えた基準で3人)となりました。

 

 

拙著<「反日」異常事態>が発売中です!ありがとうございます!

拙著のご紹介

以下、拙著の題の部分はアマゾンリンク(アソシエイト)になります。リンクされたページで電子書籍版もお選びいただけます。

・現在の最新刊は<「反日」異常事態(2020年9月2日発売)>です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。本ブログの「反日 異常事態」紹介エントリーもぜひお読みください!

・<高文脈文化 日本の行間>は、私が日本で暮らしながら感じた『日本語』に関する本です。

・<なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか>は、韓国社会の「借りたお金を返さない」心理と日韓関係の現状の類似点を考察した本となります。

他のシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。ありがとうございます。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください

・本ブログのコメント投稿、VPN・PROXYからはうまくいかない場合があります。リンクはhttpの「h」を消してください。