本ブログでも昨日の朝にお伝えしましたが、文大統領がワクチン確保に無関心だったこと、韓国でも大きく報道されています。大統領府は「文大統領は4月からワクチンを確保せよと何度も言った!」と大々的に発表したし、政府は「なんでそこまで競争的にワクチンを接種しようとするのか。米英のようにワクチンの他に手が残っていない国と一緒にするな」と懸念を表明しました。ですが、朝鮮日報の取材結果、文大統領が強調していたのは「Kワクチン」、すなわち韓国産ワクチンのことで、海外のワクチン確保について話したのは9月からであることが分かりました。まず、ニューシースの「1位でないとダメですか」記事を部分引用してみます。
<<政府が23日、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)を予防するためのワクチン接種をすぐに開始する必要があるという社会的な雰囲気に対し、「深い懸念を表する」と述べた。安全性確認のために、世界初のワクチン接種などは避けるべきだとのことだ。ソン・ヨンレ中央事故収拾本部戦略企画班長は23日午前、政府庁舎で開かれたコロナ19定例ブリーフィングで、「私たち社会がワクチンを世界初とか、1位競争をするような雰囲気が造成されていることに、防疫当局としてかなりの懸念を表する」と述べた・・「米国は1日に20万人程度の患者が発生しており、英国は3万5000人程度の患者が一日に発生していて、ワクチン以外に採用できる防疫戦略が無い状況だ」と指摘した・・(ニューシース)>>。ちなみに、「世界初接種」を望むって、そんな記事は読んだことありません。
次、本題の朝鮮日報の記事です。
<<コロナワクチンの導入と関連した政府の対処、その実体が一つずつ明らかになってきた。ムン・ジェイン大統領の「海外ワクチンを十分に確保せよ」指示は、9月になってようやく出てきた。保健福祉部をはじめとする政府省庁がワクチン導入の過程で予想される法的問題の検討など、実際の行動に出たのは、それから二ヶ月後の、11月下旬であった・・
・・(※大統領府は22日)、ムン・ジェイン大統領が今年4月から「十分なワクチンの確保」を指示したと主張しながら、非公開会議で出てきた文大統領の発言まで公開した。こういう公開は異例的だ。
しかし、この日に大統領府が公開した文大統領の発言13件のうち9件は、コロナワクチン開発(7件)とSKバイオサイエンスのアストラゼネカがワクチン委託生産(2件)に関する内容であった(※委託生産したからといってその分を国内で使えるわけではありません)。
国際協調と輸入を通じた「海外ワクチンの確保」よりも、「ワクチン・治療薬の独自開発」、いわゆる「Kワクチン」を強調してきたものである。13件のうち「海外のワクチンを購入」の指示メッセージは、9月15日、内部参謀会議で「グローバル製薬会社などを通じて十分な量のワクチンを確保してください」と指示したのが初めてだったし、残りは、議論が拡散した11月の末に集中した。
「他の国は、独自のワクチンの開発と並行して、6〜7月から海外のワクチン確保に競争的に飛び込んだのに、我々だけK防疫を自信し、いつ出るかわからない独自ワクチンのみ話してきたのだ」「大統領が9月に指示してからも、何か変わったことがあるのか」という批判が出ている・・>>
記事には「Kバイオ」という言葉も出てきます。K防疫、Kワクチン、Kバイオ・・・バイオハザードの英題は「resident evil」ですね。これじゃ「President evil」かもしれません(それだけでもありませんが)。
在韓米軍用のワクチン(モデナ社のもの)が、早ければ明日にでも韓国に到着するとのことです。厳重に警備したほうがいいかもしれません(笑
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