大統領特別補佐官「文大統領は反日じゃない」

またムン・ジョンイン(文正仁)大統領外交安保統一特別補佐官関連記事です。2~3ヶ月前から続いた、韓国の「ぜひ会ってください」作戦。韓日議員連盟やパク・チウォン国情院長が次々と訪日したものの、何の成果も無く終わりました。そのとき、韓国側が主張していたのは『トップダウン方式』です。日韓首脳会談で一気に解決してしまおう、というものです。ですが、ムン・ジョンイン氏がまた言葉を変えました。

「慰安婦賠償判決をはじめ日韓の問題は首脳会談で解決できるものではない」「首脳会談で他の問題を議論して、歴史問題は後にしよう」というのが文在領の考えであり、パクチウォン国情院長が訪日したのもパク氏の自発的なものであり、大統領の意志ではなかった、というのです。

 

 

2~3ヶ月前には、『元徴用工問題など、もう他に解決法が見当たらないので、首脳会談で解決しよう』というのが韓国側のスタンスでした。今回の文特別補佐官の発言は、明らかに内容が違います。日本側からこれといった反応が無かったので、『大統領様はそんなこと最初から言ってない』作戦に出たのでしょうか。また、日本は「いわゆる過去史問題」をそれ以外と分離して考えるべきだ(韓国側は全然分離していませんが)と主張することで、「首脳会談出来ないでいるのは日本のせいだ」という言い訳にしたいのかもしれません。以下、東亜日報から部分引用してみます。元ソースは「文藝春秋(2月号)」のインタビュー記事だそうです。書きたいことはもう書いたので、引用して終わりにします。

 

<<・・特に文特補は「強制徴用、慰安婦問題など歴史問題は、首脳間の対話に妥結される問題ではないというのが文大統領の基本的な考え」と、歴史問題は国民感情と関連があるからだと説明した。ただし、彼は「両国首脳が対話を交わして、経済協力などの具体的な計画から進展させると、国民世論も動いて歴史問題が進展するだろう」と述べた。

文特補は、韓日関係悪化の理由「日本が経済協力より歴史問題から解決しようとしたため」とし「安倍晋三前総理と文大統領がお互いに合わなかった理由もまさにここにあった。金大中元大統領と小渕恵三元総理のように、両首脳が会って突破口を見つけることを期待したが、そう出来ずに終わってしまって非常に残念だ」と話した。

 

日本の一部で文大統領を「反日、反米、親中」と見ることについて文特別補佐官は、「文大統領を長い間見てきたが、日本に対する認識は、決して悪くない」とした。昨年11月にパク・チウォン国家情報院長の訪日については、「自発的に訪問したものだと知っている」と話した。パク院長が特使の形態などの公的に訪問したのではなく、二階俊博 自民党幹事長など日本国内の人脈を通じて、日韓関係の突破口を見つけようとしたという意味だ>>

 

 

 

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