この前、『強制徴用されたはずなのになぜ当時の写真では労働者たちが微笑んでいるのだろうか』という記事のもとになった『国立日帝強制動員歴史館』。韓国が強制動員、強制徴用としている件(日本で言う元徴用工問題など)をメインテーマとしている国立博物館ですが、実は博物館側に専門家がいないことが分かりました。この前、北海道の日本人労働者の写真を『強制動員された朝鮮人』として展示していたのも、この博物館です。以下、朝鮮日報の記事です。
<<・・「国民の力」党のキム・イェジ議員が文化観光体育部から受け取った資料によると、国立日帝強制動員歴史館、国立テコンドー博物館・・(略)・・など7つの国立博物館が、基準未達であることが分かった。ほとんどは、政治的に、または世論に後押しされて作られたもの、または政府省庁が広報用に作った博物館だ。
国立日帝強制動員歴史館の場合、丘の上にあってアクセスに問題があるなどの点もそうだが、なにより専門研究人材がいないのが問題となった。歴史館は、2015年釜山に2万3000坪の敷地に7階規模で506億ウォンをかけてオープンし、翌年「国立」に登録された。 「日帝強占期の強制動員の実態を究明することにより、成熟した歴史意識を鼓吹し、人権と世界平和のために、国民の教育の場を提供する」という趣旨だ。
現場の評価に参加したA委員は、「博物館の中核は、コレクションと専門の学・芸職であるが、とりあえず建物から作ろうという考え方が問題」とし「こんなところが国立博物館と許可された事自体、理解できない」とした。
文化観光体育部傘下の「KTV」が昨年放送した「強制動員」ビデオにて、朝鮮人強制動員被害者として紹介したものの、実際は1926年北海道で奴隷労働に苦しめられた日本人だったと明らかになった写真がある。それも日帝強制動員歴史館が展示し、撤去した「偽の写真」だった。
この歴史館は2017年偽写真を展示して、日本の右翼団体によって恥をかかされた。朝鮮人強制動員被害者と展示された写真が、日本人の写真だったのだ。屋外の追悼塔に刻まれた、骨だけ残った労働者たちの写真も、朝鮮人徴用被害者ではなく、1926年北海道開拓の過程で「奴隷労働」された日本人だと明らかになると(1926年9月9日旭川新聞)、急いで展示を撤去した。
歴史学者Bさんは「日本人も訪れる、このような博物館であるほど、ファクトが正確でなければならない。それを検証する専門人材がいないというのが最大の問題だ」とした>>
例の「なんで写真の労働者たちは微笑んでいるのか」という指摘にも、歴史館の人は「日本が、強制徴用被害者たちがうまく適応しているように見せるため、人為的にそうさせて撮影した」、「家族に送る写真だから、家族が心配しないように、被害者が無理して苦しい姿を隠すために演出したものだ」と説明しました。ソース記事のコメント欄にも、「演技には見えないが」というコメントもあったものの、「私たちは苦しい中でも幸せを見いだせる民族だからだ」という意見もありました。
今日の朝鮮日報の記事は、「専門家がいない」と指摘していますが、実は現状の日帝強制動員歴史館こそが、『韓国の歴史の専門家』たちで構成されているのかもしれません。歴史の専門家と、『韓国の歴史の専門家』は違いますから。
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