韓国は日本の司法を尊重しているのか

韓国側の主張の一つに、「日本は韓国の司法を尊重しろ」というものがあります。例えば今日の韓国日報にも、こんな社説が載りました。<<・・司法判断を軽んじることなどできない。重要なのは、法的判断を尊重し、両国政府が、その意味を込めた政治対話で葛藤を解いていくことであろう・・・残念ながら、日本政府からは対話の意志を読み取ることができない。菅総理などは、強制徴用と慰安婦の判決を国際法違反だとし「韓国に適切な対応を求めていく」という言葉だけを繰り返す。「反人道的行為」への反省が少しでもあるなら、裁判所の判決を韓国政府が是正しろなどと遠慮もせずに言えるはずがない。米国の新政府スタートもあり、両国の対話の必要性は高くなっている。いまからでも日本が非難をやめて対話に応じることを促したい>>

 

「司法判断を尊重しろ」という部分「だけ」を見ると、間違っていません。しかし、これはキリスト教関連のインチキ宗教がよく使う布教方法と似ていて、その部分「だけ」見ればそれっぽいけど、全般的な内容からすると『趣旨が全然違う』ものでしかありません。

司法の判断は、少なくとも友好国(日本と韓国は一応友好国という設定になっています)同士では、お互いに影響を及ぼします。三権分立がどうとか言ってるけど、その『権』の範囲は国内にしか及びません。他国から見るとそれは司法ではなく『その国』の判断となるので、司法も立法も行政も、常に一つの国として外交を意識しないといけません。

 

『日本は韓国の司法を尊重しろ』と言うけれど、じゃ、韓国は日本の司法を尊重したのでしょうか。元徴用工問題もそうですが、慰安婦問題もまた、韓国より先に日本で(2003年)日本最高裁の判決がありました。当時、1審では賠償が認められて(確か、2001年だったよ記憶しています)、韓国中が涙を流しながら大喜びしていました。でも、2審で負け、最高裁でも負けとなりました。当時の聯合ニュースの記事を一つ引用してみます。

<<日本の最高裁判所は(※2003年3月)25日、1審で90万円の慰謝料の支払い判決が出ていた韓国人出身日本軍慰安婦被害者に対する損害賠償上告審裁判で、原告敗訴の判決を確定した。これにより1998年山口地裁下関支部が戦後補償裁判と関連して、初めて国の責任を認め、慰謝料の支払い判決を下した、いわゆる「下関訴訟」は、約5年ぶりに慰安婦たちの敗訴で幕を閉じた・・>>

 

 

もともと『尊重』とは真逆の文化が根付いている韓国。別に日本の裁判結果を尊重することなど期待もしていません。ただ、日本に『韓国の司法判断を尊重しろ』と言うからには、『韓国は日本の司法判断を尊重したのか』を考えてみる必要があるのでしょう。ちなみに、2009年までは、韓国裁判所も元徴用工問題の裁判で『元徴用工問題においての日本の司法判断を韓国にそのまま適用するのに問題はない(韓国より日本で先に裁判がありました)』として、日本の司法判断を認め、原告敗訴判決にしました。カン・チャンイル氏が「汚物」としていた、前の政権でのことです。あのときもいろいろ崩れてはいたけど、『『『いまと比べると』』』まだ韓国にも国家として外交をしているという自覚が残っていたのです。

 

 

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