ちょうど韓国の国防白書で日本を「同伴者」から「隣国」に格下げした、と紹介したばかりですが・・チョン・ウィヨン外交部長官候補が『日本は重要な同伴者です』と話しました。さらに、ソース記事はこれを『和解のジェスチャーだ』と評価しています。いや、それなら国防白書に(既存の表記のまま)同伴者にしておけばよかったものを、公式資料で消しておいていまさら何を言っているのか・・和解のK・ジェスチャー、ソウル新聞から部分引用してみます。
<<チョン・ウィヨン外交部長官候補者は3日、「韓日関係の安定的管理・発展は、韓半島の平和定着のために非常に重要である」という立場を出した。ジョー・バイデン米政府が韓日米3角協力を強調している状況で、チョン候補も、韓日関係改善の意志を示したものである。
チョン候補者はこの日、国会外交統一委員会の人事聴聞会、書面による質疑答弁書で、「日本は私たちの最も近い隣人であり、韓半島と北東アジア、世界の平和と繁栄のための協力の同伴者」と語った。国防部が前日公開した「2020国防白書」は、日本を同伴者ではなく「隣国」で書いた。チョン候補者は、同伴者を強調しながら、和解のジェスチャーを送ったのだ。
チョン候補者はまた、「長官に任命されれば、私たち政府が一貫して堅持してきた『ツートラック』(過去問題と未来志向協力の分離)基調の下に強制徴用、慰安婦問題など、さまざまな懸案の解消のために、日本側と多方面の疎通努力を展開する」と明らかにした。続いて「コロナ19状況に萎縮した両国間の経済・人的交流を復元し、環境・保健・デジタル化など両国が向き合った共通の課題を中心に建設的未来志向的な協力が拡大することができるようにする」とした。
日本軍慰安婦被害者問題については、「世界で類を見ない戦時女性人権蹂躙の事例で、真の解決は、単純な対日圧迫や韓日間のギブアンドテイク式の交渉では、達成することは困難だと考えている」と説明した。
それとともに、日本に対して「問題の本質を直視し、自ら表明した責任を痛感と謝罪・反省の精神に合致する動きを見せなければならないという点を強調していきたい」と述べた・・>>
他にも、終戦宣言をまた強調し、『朝鮮半島平和プロセスのためには必ず経由しなければならないもの』としました。この部分、前に本ブログでも取り上げたことがありますが、実は米国とは逆のことを言っています。チョン候補は『平和プロセスのためには(平和プロセス達成の前に)終戦宣言が必要だ』としていますが、米国は『終戦宣言を出すのは非核化が出来てから』というスタンスを維持しています。去年9月にも文在寅大統領が同じ趣旨を言って、米国側からかなりの反発がありました。
文在寅氏が大統領になってから「ああ、朴槿恵氏のほうがまだマシだったな」と思ったりしましたが・・ひょっとして、「カン・ギョンファ氏のほうがまだマシだったな」と思うようになるのでしょうか。不思議な感覚です。
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