韓国、「自由で開かれたインド太平洋」構想に入れず

基本的に外相会議だったQuadの4カ国が、オンライン首脳会談を調整している事がわかりました。4日に行われた韓米首脳の電話通話では、「インド太平洋」言及はありませんでした。韓国では「韓国への配慮だ」という見方もありますが、個人的には「K(蚊帳)の外」にしか見えません。一時は米国も韓国のQUAD参加(QUADの拡大)を進めたりもしましたが。以下、聯合ニュースから部分引用してみます

 

<<米国と日本、オーストラリア、インドが参加する「クワッド(Quad)」初の首脳会談をオンラインで開催する案が調整に入ったと、共同通信が関係国の消息筋を引用し、7日報じた。報道によると、4カ国の首脳会談では、中国の海洋進出を念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」に向けた協力などが議題になる見通しだ。

ジョー・バイデン米政府は中国牽制で結束を図ろうとクワッド首脳会談を主導しているが、国別に温度差があり、開催が遅れる可能性もあると共同通信は伝えた。クワッドの結束に強い警戒感を示す中国は開催が決定されると、反発するとみられる。

クワッド外相会議は2019年9月に米国ニューヨークでは、昨年10月、日本の東京で二回開かれたバーが、首脳会談は開催されたことは無い・・>>

 

4日にあった韓米首脳電話通話でも、米国はか「インド太平洋」を言及しませんでした。ここからはソウル新聞です

<<米国ホワイトハウスが文在寅大統領とバイデン米大統領の電話の事実を知らせ、北朝鮮問題について緊密な調整に合意したと発表した。しかし、これまで韓米同盟を「インド太平洋地域の主要な軸(リンチピン)」と言及したこととは違って「北東アジアのリンチピン」と表現し、その背景に関心が集まっている。

バイデン大統領がまだ当選者だった頃に文大統領と通話したときは、韓米同盟を「インド太平洋地域のリンチピン」と表現した。また、最近、韓米外交長官の電話の後、米国務省は報道資料で「韓米同盟は自由で開かれたインド太平洋地域と世界の平和と安全保障、繁栄のリンチピン」と話していた。

特にバイデン大統領はこの日、文大統領のほか、スコット・モリソン オーストラリア首相とも電話をしたが、ホワイトハウスは「バイデン大統領が、インド・太平洋と世界の安定の碇である米国・オーストラリア同盟の力を強調する~」という表現を使った。先月末にバイデン大統領が菅義偉日本総理と通話した後にも、ホワイトハウスはプレスリリースで「米日同盟は自由で開かれたインド太平洋における平和と繁栄のコーナーストーン(礎)」と既存の表現をそのまま使った・・>>

 

ちなみに、文大統領と北朝鮮に関してどんな話をしたのかも、ちょっと微妙です。「ホワイトハウスは、米韓首脳が緊密な対北朝鮮協調で合意した」と明らかにしたものの、具体的な内容については発表していないとのことです。CVIDなどの表現も無かったと言われています。一部の記事(本エントリーのソース記事のことではありません)は「米国が韓国の立場に配慮したのだ」という分析もありますが・・

 

 

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