IRLE(International Review of Law and Economics)ラムザイヤー教授の論文をそのまま載せて出版を決めたことで、韓国側が妙な記事を載せています。ネットメディアの話だろうと思っていたら、MBCや聯合ニュースなどにも載っていました。出版記録修正とは、例えば、あとから論文にデータ操作があったことが明確になるなど、どうしてもそのままに出来ない理由が発生した場合、その論文を修正したり撤回したりすることを意味します。個人的に、これは全ての論文において、可能性(可能性というか、恐れ)があるのでしょう。IRLE側が韓国人教授の質問に対し「刊行後記録修正のことは何も決まっていない」と答えましたが、それが韓国では「撤回の可能性を示した」と報じられているわけです。以下、聯合ニュースから引用してみます。
<<マーク・ラムザイヤー米国ハーバード大学ロースクール教授の慰安婦論文出版を強行することにした学術誌が、事後論文撤回の可能性も示唆した。イ・ジニ イースタンイリノイ大学史学科教授は、11日(現地時間)、慰安婦論文出版方針を明らかにしたIRLE側がこのような内容を盛り込んだ確認メールを送ってきたと述べた。
IRLEを出版するエルゼビアの経済分野を担当するベソン・キル出版ディレクターは、2月から論文の調査が開始されたという事実を明らかにした後、「論文出版記録修正の可能性についてはまだ何も決まっていない」と伝えた。
既存のオンラインで公開されたラムザイヤー教授の論文が最終版であると考えてIRLE 3月号印刷版に掲載するが、出版された論文の記録修正はいくらでも可能であるということだ。
「論文出版記録の修正」は、学術出版界で使用される用語で、専門家の仲間たちと編集レビュープロセスを経て出版された論文であっても、今後妥当な問題提起がなされたときは、学術誌の立場を変え出版記録を訂正するという意味だ。
エルゼビアのホームページによると、「論文出版の記録の修正」が必要であると判断される場合、編集公知、懸念表明、論文撤回、論文削除などの措置を行うことができる。この中で論文撤回については「著者のデータ操作やミスにより、論文に掲載された研究内容を信頼することができないという確かな証拠がある場合」と規定されている。
論文撤回の決定が下されれば、出版社との協議を介してインターネットの論文データベースなどの論文撤回の理由などが公知され、論文も出版社が撤退決定を下したという事実が表示される。
IRLEがラム建て教授の論文について事後撤回措置をすることができるという事実を明らかにしたのは、最近印刷版出版決定後、学界の批判を意識したものと思われる。
前にIRLEは9日、ラムザイヤー教授の論文は、「公式的最終的な出版物」とみなされ、3月号印刷版を発行するという立場を明らかにした。
これにより、イ・ジニ教授などラム建ての論文出版に懸念を表明した専門分野の学者たちは、学術誌側に重ね反対の意思を明らかにし、出版社の担当者が、より明確な説明を出したのだ。イ教授は、「ラムザイヤー教授の論文の学界の批判が高め、IRLEの一部編集長は、論文撤回世論を公に卑下した」としながら「ラムザイヤー教授の歪曲論文に対するIRLEの対応はまだ十分ではないレベル」と指摘した。続いて、ラムザイヤー教授の論文をめぐる議論と関連して「このような状況は、全世界に日本軍によって強行された不法性奴隷制度の歴史と残酷さを正しく教えて再び人類が、このような間違いを犯さないように一緒に努力していく良い機会にされている」と述べた>>
最初にも書きましたが、私にはIRLE側が『何も決まっていない』と答えただけ、に見えますが。私がおかしいのでしょうか。それとも、出版を阻止できなかった言い訳をしているのでしょうか。どのみち、MBCも聯合ニュースも65号(3月号)の出版は認めたようです。
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