中央日報「ラムザイヤー論文で植民地近代化が否定された」

中央日報に、「今回の『慰安婦は契約によるものだった』とするラムザイヤー教授の論文により、植民地近代化論は嘘だと明らかになった」という記事を載せました。植民地近代化論とは、日本との併合のおかげで朝鮮が近代化できた、という主張のことです。とりあえず「この部分」が核心だと思われるので、部分引用してみます。中央日報です

 

<<・・たとえ法律・制度の整備や企業の設立、経済発展が、一部あったとしても、それに伴う虐殺・強制徴集・性奴隷・人権蹂躙を含む想像もできない人間的犠牲を考慮すれば、このような反人間的近代化は正当化されることがない。

日帝強占期の終盤、韓国には3つの近代性が争闘していた。最初は、日本の全体主義近代性であり、第二は西欧と米国の自由主義近代性であり、第三は、ソ連の社会主義近代性であった。後者の二つが連合して前者を敗退させたとき、韓半島は資本主義と社会主義の近代性に分割した。この時、韓国で日本式近代性は、韓国固有の近代性の要素と西洋自由主義近代性が融合した独特の複合近代性が率いる産業化と民主化の進展とともに、ほぼ完全に根が抜かれた。

この「混融的近代性」こそが花火のように力動的に達成された韓国的近代実現の母胎であった。その結果、今日の韓国の個人性・主体性・市民性・国家組織・経済秩序・社会文化・教育制度・憲政体制・国際関係の面で日本的属性を見つけることは不可能である。

実際、韓国は建国初期の李承晩時期から日本の帝国主義の遺産を克服しようとし、いくつかの下級親日派に対する罰則の猶予を除いては、軍国主義の撤廃と民主制度の導入、土地改革と市場経済の実施、民族語(ハングル)の復元と民族政府である臨時政府の憲法的継承、韓日会談での植民地恩恵論(植民地近代化論)の決定的な拒否と反論、韓米同盟を通じた国際関係の安定と周辺国の侵略を防ぐ装置の用意など、非常に大胆た積極的であった。人間は許しても構造は克服する道であった。文明を導いてきた人類史の普遍の足跡だった・・>>

 

「ああ、中国の考え方だな」と思いました。前の支配者のものは徹底して否定することで(自国の歴史の連続性そのものを自ら否定する)新しい支配者の時代を正当なものとする、中国の歴史そっくりな考え方です。

例えば、米軍政になった時点で、併合時代に行われた近代化の資産がなかったら、1948年に李承晩政府ができたでしょうか。さらに、朝鮮(大韓帝国)はどうなるのでしょうか。日本を語る前に、朝鮮という存在は完全に無くならないと成立しない主張ではないでしょうか。やけに欧米の近代化を強調しているわりには、「民族政府」という字が入っている時点で欧米の価値観とも違うし、なんか、いろいろ『それっぽいこと』を述べて、『とりあえず日本は何も良いことをしていない』と言いたいだけの、そんなものに見えます。

もし「それっぽいこと」を述べるだけでなく、この主張に『根拠』を出すなら、「韓国固有の近代性の要素と西洋自由主義近代性が融合した独特の複合近代性」の実態を証明する必要があります。西洋の自由民主主義が入ってきたのは事実でしょう。軍事政権という形で。ただ、「韓国固有の近代性の要素」が何なのかは分かりません。ここまで書いたからには、何か一つは事例として載っていてもいいと思いますが、本文にはありませんでした。

 

最後に、記事は「日本の天皇制度を受け継いだのが北朝鮮の首領」と主張していますが、北朝鮮の首領は朝鮮時代の儒教が目指した「あるべき姿」としての王の再現です。抗日運動には、儒教徒たち(真の両班力)の「支配勢力としてあり続けたい」と抵抗した側面を無視できません。彼らの資本があってこそのものでした。その結果が、北朝鮮です。というか、ラムザイヤー論文は関係ないのでは・・(呆

 

 

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