韓国政府、QUAD加入について「米国から何も聞いてない。中国からも何も聞いてない」・・「韓国」がどうしたいとはまったく言わず

この前、「韓国は、『QUAD加入の話があった』だけでも立場が成立しなくなる」という趣旨のエントリーを書いたことがあります。話があっただけでも、韓国がQUAD加入に『応じたか、拒否したか』を表明したことになるからです。例え、非公開だとしても。どちらかを表明した事実だけでも疑われると、韓国の『戦略的あいまいさ(あいまいさを貫く戦略)』は成立しなくなるからです。その心理がさらに暴走しているようで、紹介します。

 

先月~今月の間、タイミングと情報ソースは少し違うけど、韓国の朝鮮日報と日本の読売新聞に、『米国は韓国にQUAD加入を強く進めたが、韓国は事実上拒否した』という記事がありました。そのとき、韓国政府は『そんな話は無かった』とわざわざコメントを出し、記事内容を否定しました。

今回は、サウスチャイナ・モーニングポストが、「中国は、韓国政府に『QUADに加入するのか』と何度も確認し、韓国は『米国から招請(加入要請)を受けていない』と答えた」とする記事が載りました。

先の読売新聞の記事だと「米国から事実上『加入しろ』と言われた」になるし、サウスチャイナ・モーニングポストの記事だと「中国から事実上『拒否しろ』と言われた」になります。多分、両記事、事実である可能性が高いと思われますが(笑)、とにかく韓国としては、必殺のセン・リャクテキ・アイ・マイサーを維持するには、どちらも否定しなければなりません。

そこで、今度は国防部がわざわざコメントを出しました。米国から加入の話は聞いてないし、中国からの話も聞いてない、というのです。案の定、米国が言ってない、中国が言ってないばかりで、『韓国が』どうしたいのかについては一切言及していませんニューシースの記事から部分引用します。

 

<<中国政府が韓国政府に、「クワッド(Quad)」に参加するかどうかを何度も尋ねたという観測について、国防部が「事実でない」と一蹴した。ブ・スンチャン国防省スポークスマンは26日午前の記者会見で、「中国側が(クワッド参加するかどうかを)何度も韓国に聞いたとするサウスチャイナ・モーニングポストの記事と引用報道があった」とし「国防部は明らかに申し上げる。加入について議論されたことはない」と述べた。

ブ・スポークスマンは、「中国側が国防部に問い合わせたという話も、事実ではないのか」という質問に、「公式な問い合わせなど入ってきたことがない」と答えた。先に香港サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は24日、「中国は、クワッド参加するかどうか、何度も韓国の立場を聞いた」と報道した・・>>

 

 

少なくとも今まで米国が示した路線だと、朝鮮半島問題は、QUADを中心としたインド太平洋戦略の『一部』でしかありません。韓国が期待している「日米韓協力」というのも、韓国が望む形のものではなく、結局は対中政策のためのものであり、その中には新しい対北制裁も含まれるであろう、との予測も出ています。この部分はファイナンシャルニュースです。

 

<<・・5月に予想されている韓米首脳会談が最大の問題だ。米国とは伝統的同盟関係を再確認し、米中間の対立要因などに対しては米国を説得して、私たちの政府の立場を確保しなければならない、そんな難題を、ムン・ジェイン政府は挑むことになる。今回の会談では、バイデン政府の新たな対北朝鮮制裁案も主要議題になると見られており、韓国政府の立場は楽ではないだろう。

ヤン・ムジン北朝鮮大学院大学教授は、「バイデン政府初の首脳会談が日本で、一ヶ月後に韓米首脳会談が推進されているのは、米国がもっとも優先する外交課題が中国牽制だという意味だ」とし「バイデン政府は、来月の韓米首脳会談で、対・中国 韓米日協力体制の完成のために力を尽くすだろう」と展望した>>

 

首脳会談が本当に5月にできるのかという指摘もありますが・・米国との首脳会談で、そしてそれからも、『聞いてない』がどこまで通用するのでしょうか。「米国とは伝統的同盟関係を再確認し、米中間の対立要因などに対しては米国を説得して、私たちの政府の立場を確保しなければならない」って、それが出来るならとっくにやっているでしょうに。

 

 

ありがとうございます。4月29日に新刊発売です!

拙著のご紹介♨・・以下、拙著のご紹介となります。本の題の部分はアマゾンリンク(アソシエイト)になります。リンクされたページで電子書籍版もお選びいただけます。

「自由な国」日本から見えた「不自由な国」韓国 韓国人による日韓比較論>は、4月29日発売予定です。日本滞在4年目になって、日本で手に入れた日常、そして、ラムザイヤー教授の論文にまつわる話。それらから見えてきた、日韓の比較論です。ちょっとした、『自分』考察記録でもあります。

新刊<恥韓の根源>が発売中(2021年2月28日)です。併合時代の朝鮮半島のハングル記事、1965年基本条約締結を前後しての記事など、古い記事を考察し、『今』の韓国の反日思想の矛盾を浮き彫りにしてみました。アマゾンで試し読みもできますので、ぜひお読みください。「反日」異常事態(2020年9月2日発売)も発売中です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。

本ブログのコメント投稿、VPN・PROXYからはうまくいかない場合があります。リンクはhttpの「h」を消してくださいサブブログに議論エントリー(1~3)と雑談エントリーを用意しました。サブブログは、コメントに返信可能な仕様です。長くなりそうな話にはサブを利用してください。シンシアリーはツイッターを利用しています。99%更新告知ですが、たまに旅行先の写真とか載せますので、よかったら覗いてみてください。

© 2021 シンシアリーのブログ Powered by AFFINGER5