朝鮮日報系列の月刊誌「月刊朝鮮」が、文政府が流布したフェイクニュースをまとめました。『フェイクに違いない』ではなく、データなどでフェイクだと証明できる内容ばかりです。そして、記事で「代表的なフェイクニュース」に選ばれたのが、福島原発事故死亡者数です。以下、月刊朝鮮からです。
文大統領は2017年6月19日「ゴリ1号基永久停止宣布式」記念辞で、いわゆる「脱核宣言」をした。当時、彼は原発の危険性を主張する過程で、2011年の東日本大震災当時発生した福島原発事故を述べた。それとともに、その事故のせいで「1368人が死亡した」と主張した。「・・2011年に発生した福島原発事故で2016年3月現在、合計1368人が死亡し、被害回復に総220兆ウォンという天文学的な予算がかかり・・事故の後、放射能の影響による死亡者やがん患者発生数は把握すら不可能な状況です。福島原発事故は、原発が安全でもなく、安価もなく、環境に配慮し的でもないことを明らかに示しました」。文大統領の主張は虚偽の事実、フェイクニュース」だ。福島原発事故の死亡者はいない。文大統領の発言から3日後、日本外務省は駐日韓国大使館を通じて文大統領が演説で引用した数値が間違ったものだと遺憾を表明した。
文大統領は「1882年朝米修好通商条約は、韓国が自主的に締結した初の条約」と演説した。しかし、これは朝鮮との国交正常化の過程で米国の東アジア艦隊司令官ロバート・シューフェルトと「清」の北洋通商大臣 李鴻章との間の交渉である。李鴻章は案草案で「朝鮮は清の属邦(従属国)」との内容を入れようとした。シューフェルトが反対してこの表現は入らなかったが、朝鮮の方から「清に依存しております」と自認する「属邦照会文」を米国に送ることになった。
文大統領は「対北ビラは南北合意違反である」とした。しかし、民間のものは南北合意で禁止した相互誹謗の範囲に入らない。南北合意上の誹謗・中傷・ビラ散布を禁止するのは「当局間の相互誹謗禁止」となっており、これを根拠に、個人の表現の自由を制限することはできない。
大半の経済専門家は、経済成長が伴っていない最低賃金引き上げなど「所得主導の成長」は経済の失政だとする。しかし、文大統領は国内主要企業を大統領府に呼んで「所得主導の成長をしなければならないというのが、すべての国・国際経済機構の主張だ」と話した。それからIMFとOECDから相次いで所得主導政策に関する否定的見解・警告を食らっている。
文大統領は「ろうそく集会には1件の暴力・事故も無かった」と主張している。しかし、2016年10月29日のろうそくデモ参加者1人が警察を暴行して逮捕された。2016年11月12日ろうそくデモ参加者20人余りがパトカーの壁を登る過程で40代の男性が警察官を暴行して連行された。2016年11月26日、2017年3月4日にはMBCの取材陣がろうそくデモ隊に暴行された。2016年12月17日のろうそくデモでは30代の男性が20代女性に対する「性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反の疑い」で、男性の参加者2人が暴行容疑で書類送検された。12月31日のろうそくデモでは「朴槿恵の退陣に反対する集会」に参加した男性がろうそくデモ隊と推定されている10人から集団暴行され・・
他にいくつか短くまとめてみますと、文大統領は「所得主導成長の肯定的効果を90%の国民が感じている」と言いました。しかし、各種データからして、貧富の格差はさらに増加しました。文大統領は「終戦宣言はいつでも取り消すことができます(だからとりあえずやりましょう)」と言いました。しかし、そう簡単に取り消しできるものではありません。文大統領は「金正恩は非核化の意志を何度も明らかにしました」と主張しましたが、金正恩がそう言及したことはありません・・などなど。これでもまだ一部ですから、すごいですね。
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