日本政府、韓国の抗議の件で「スポーツの政治利用に反対する」

加藤官房長官が、今回の韓国側の竹島(地図)騒ぎのことで、『スポーツの政治利用に反対する』と話しました。韓国側がこの件を政治利用しているという意味です。この「政治利用」というのが、IOC関連ではもっとも重い言葉でもあります。以下、韓国日報の記事から部分引用します。

 

<<「(題)日本政府、オリンピック地図独島(※竹島のこと)表記の韓抗議、受け入れ拒否・・『スポーツ政治利用に反対』」。日本政府が、東京オリンピックのホームページに表示された独島と関連して、韓国の抗議を受け入れることができないとし、領有権主張を曲げなかった。日本政府のスポークスマンである加藤勝信官房長官は2日、首相官邸で開かれた定例記者会見で、韓国政府が前日、相馬弘尙 韓国駐在日本大使館総括公使を呼んで東京オリンピックのホームページの地図に独島を日本の領土のように示していることで抗議したことについて、反論した。加藤長官は「竹島(独島の日本名称)は、歴史的事実に照らしても、国際法上でも、明らかに日本固有の領土」とし、相馬総括公使を通じて、韓国側の抗議に「一切、受け入れることができないという趣旨で反論を展開した」と述べた。

 

加藤長官はこの日の記者会見で、韓国側が問題を提起する東京オリンピック ホームページの地図上の独島表記について「客観的表記をしたものと組織委員会が説明している」と付け加えた。また「オリンピック憲章に、国際オリンピック委員会(IOC)の役割と使命として、スポーツ選手を、政治的・商業的に不適切に利用することに反対するという条項がある」と話した。これは与党大統領候補であるチョンセギュン、イナギョン 総理経験者が相次いで不参加に言及したことを念頭に置いたものとみられる。文化体育観光部と大韓体育会も先月24日、日本オリンピック委員会(JOC)に独島を表示是正を要求する書簡を発送したのに続き、1日、外交部は関係機関会議を開き、IOCに積極的な仲裁を要請する書簡を伝達することにした・・>>

 

短いエントリーですが、続報ということで、お伝えしました。さて、もしこのまま日本が応じなかったら、韓国はどうするのか。ここまで言っておいて、そのまま参加するのかどうか。ひょっとすると、文大統領が本件でこれといった発言をしないでいるのは、そんな展開のための保険かもしれません。

ソース記事に1箇所だけ「官長房官」と書いてある部分があってちょっと笑ってしまいましたが、直後、「おまぇが誤字で人のこと言えるのか」と天の声が聞こえ(た気がし)ました。

 

 

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